当時小学生だった俺は、夏休みに両親と一緒に田舎の爺ちゃんの家に泊まっていた。 毎日田んぼや畑で虫取りやオタマジャクシを取って遊んでいた。その日も午前中目一杯遊んで、昼飯を食ったあと昼寝していたんだ。 目を覚ますと、家には誰にもいなくて俺は「みんな買い物にいったのかな?」と思った。しかし車は置いたままだった。両親や祖父母の靴もある。 でも俺は、そのときは「どうでもいいや」って思って、虫取りあみを持って家を出た。 続きを読む