【その8】 416: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/12/30 23:10今から10年位前の話です。友達数人と、東北のある温泉へ車で旅行にでかけました。 夜出発して翌朝に現地について、観光を楽しみ夕方に温泉ホテルに到着。温泉につかり、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。あの電話がかかってくるまでは。 いつもは家族に泊まるホテル等言わずにでかけるのですが、今回なぜか泊まるホテルのパンフレットを家に置いてきたのです。 ホテルでの翌朝、大食堂で食事時間内、放送で私の名前を呼び「電話が入っています」と放送しているのです。誰からかなと思いつつ電話に出ると、家族からの電話でした。電話に出るなり「おまえ大丈夫か?」といきなり聞いてくるのです。話の内容をよく聞いてみると・・・。 深夜に姉の寝ている襖がスーッと開き、頭から血を流した私が、姉の側に立っていたのことです。姉は飛び起き、両親の寝ている部屋へ私が立っていると、半狂乱で飛び込んだそうです。 両親は何を寝ぼけているんだと相手にしなかったのですが、姉の狂乱振りをみて本当かなと思い、一緒に姉の部屋を見に行ったそうです。そこにはもう私の姿は無かったのですが、姉は怖いと言って両親の部屋で寝ることにしたそうです。 両親が寝ている部屋には仏壇が置いてるのですが、3人でその部屋へ戻ると、仏壇の前に私が頭から血を流して座っており、3人を顔を見るなりニコッと笑ってスーッと消えたそうです。 家族は私が車で旅行に行っているため、これは途中で事故に遭い、最後の別れに来たんだと確信したそうです。朝になるのを待ってから、ホテルに私が無事泊まっているか確認の電話をいれたとのことです。 姉、両親の3人共、仏壇の前に座りスーッと消えていく私を間違いなく見ているのです。 電話を切って食事に戻り友達にその話をした所、友達も恐がり、帰りの車は安全運転で帰ろうという誓い帰路についたのですが、とても重苦しい雰囲気で帰りました。 あれから10年、私に何の変化、異常もありません。あれは一体何だったのでしょうか。夢、なのかなぁ…。 続きを読む