1: ◆qQDmM1OH5Q46:2017/03/10(金)15:37:58 ID:??? 「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した 素人が扱ってはいけないイシューがある 中川 淳一郎 (略) オレはもう沖縄について語れない… かくして私は沖縄へと旅立った。 1泊2日という短い時間ではあったが、この2日間で私は「モノカキ」という仕事を廃業せざるを得ないとさえ思い詰め、 これまで専門領域外の問題についてしたり顔で語ってきたことを心の底から反省した。 私はネットニュースの編集者を長く続けているだけに、もちろん、ネット空間の特徴や炎上問題については専門家として自信を持って発言できる。 しかしながら、そこでやりとりされる専門領域外の問題、例えば生活保護や待機児童問題、在日、日韓関係、そして沖縄については、 安易に発言すべきではないと感じたのだった。 今回、話を聞いた相手は沖縄国際大学の前泊博盛氏、関東地方出身で現在は沖縄在住のジャーナリスト・X氏、そして福島の原発問題に 声を挙げることで知られるパンク・ロックバンド「ザ・スターリン」の遠藤ミチロウ氏(音楽フェスで沖縄を訪れていた)、 高江のN-1ゲート前で抗議活動をする30代の女性・P氏と、テントを訪れる高齢女性・Q氏、 そして、元沖縄県知事・大田昌秀氏が理事長を務める大田平和総合研究所の職員・Z氏だ。 本来なら、彼らの意見を事細かに報告したいところではあるが、それはまた別の機会に譲り、本稿では、彼らの発言を紹介しつつも、 あくまで私自身の「主観」を書いてみようと思う。 なお、今回の沖縄取材は、津田氏と津田氏のアシスタント・I氏、福島原発事故の際にNHK・ETV特集『「ネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~』に関わった独協医科大学准教授の木村真三氏、同氏の絵画の先生である「R先生」の5人で動いた。 「結局サヨクが集まってサヨクに取材しただけだろ」と言うならば言え。あなたたちのそんな甘い発言なんてオレにはどうってことない。 オレはもはや沖縄について語る資格は一切ないと悟ってしまったのだから。 今回の取材の最大の収穫は、「素人が扱ってはいけないイシューがある」「専門家及び当事者に任せよう。外野は安易に発言してはならない」 ということを実感できたことである。沖縄を左と右が勝手に係争の材料にしている今、沖縄問題については専門家と当事者に返すべきである、というのが私の結論だ。 だから2月19日17:30、那覇空港で津田氏、木村氏、I氏と別れる時、恥ずかしながら涙をこぼしてしまった。そこには「右」も「左」もなかった。 ただ単に、モノカキとしての自分の薄っぺらさを思い知ったとともに、同行した4人(R先生は先に帰っていた)に対して純粋な感謝の気持ちを抱いたからであった。 冒頭のツイートにも見られるように、私はこれまで、沖縄についてあまりにも軽々しい発言をしてきた。しかし、ここまで剥き出しの状態で 「安保」や「中国の脅威」が日常の中に存在するエリアが、日本の他の都道府県にあるだろうか……。 続き 現代ビジネス 全4ページ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51162 続きを読む