1: 2017/03/08(水) 12:11:45.91 9 政治・社会 2017.3.8 橋下徹 撮影=市来朋久 PRESIDENT Online 《周辺的問題点》に惑わされず《核心的問題点》を衝くには? 相変わらず混迷が続く築地市場の豊洲移転問題。こういった複雑な問題を全体解決するためには、解決に導く《核心的問題点》は何かを見極めることが肝要なんだよね。メディアや国会の論戦では、とかく分かりやすい、目に付きやすい問題点に注目が集まりがち。 でも、こうした目に付きやすい問題は、往々にして解決を導かない《周辺的問題点》であることが多い。周辺的問題点であれば、それに関していくら騒いでも何の解決にも至らない。 解決を導く核心的問題点というのは、全体解決から逆算して論理的に考えなければ把握できない。そういや毛沢東も、『矛盾論』で主要矛盾と従属矛盾という概念を説いていたっけね。概念自体はどうってことない。 自称インテリはこの概念自体を小難しくあーでもないこーでもないと論じるけど、一番重要なことは何が主要矛盾で何が従属矛盾なのかの把握。それが一番難しい。核心的問題点と周辺的問題点というのもそれと同じ。 概念自体よりも、何が核心的問題点かを把握する力が最も重要であり、最も難しいんだ。そしてそれこそが問題解決能力の柱だね。 豊洲問題では、3月3日の小池百合子東京都知事の定例記者会見が核心的問題点を明らかにする最大のチャンスだった。 最近やっと築地市場の危険性が取り上げられるようになってきて、たとえば朝日新聞は3月1日付紙面で「築地も土壌汚染の恐れ 市場の敷地 都、昨春に報告書」と報じた。 (写真)築地市場 http://president.jp/articles/-/21565 ↓ 続きを読む