■制作について Q:水葬銀貨のイストリア制作のきっかけを教えてください。 A:前作「紙の上の魔法使い」ではとことん邪道な作風でしたので、今回は前作の雰囲気を踏襲しながら、対決の要素を強めた少し王道よりの作品を作りたくて、企画書を練り上げました。また、前作でやりきれなかった部分を改善したいとも考えておりまして、特にシナリオ部分では改善をテーマに色々と試行錯誤しております。 Q:水葬銀貨のイストリアで、一番情熱を注いだ点は? A:「妹」と「家族」というテーマを、作品全体に浸透するように頑張っております。この辺りは、是非プレイしてみてください。 Q:制作中のハプニングなどがあれば、教えてください。 A:多少の遅れが発生したり、問題がなかったわけではないのですが、それほど大きなハプニング等はありませんでした。 ■内容について Q:どんな人に薦めたいですか? A:ちょっと違ったゲームをプレイしたい方、あとは前作の雰囲気が好きだった方にプレイしていただきたいです。 Q:スタッフお気に入りのヒロインは? A:スタッフ内のお気に入りは均等に分かれています。誰か一人が人気というわけではありませんね。 Q:トランプを使った神経戦が熱いですね。 A:ある種の王道的な楽しさを作品内に取り入れたかったので、楽しんでいただくことが出来たのならとてもうれしいです。 本編でも何度か登場しますので、お楽しみに! Q:玖々里さんに言葉とかで翻弄されたいです。 A:攻めても可愛いくて、攻められても可愛い玖々里ちゃんは、きっと作中でも色々な姿を見せてくれると思います。是非とも、御覧ください! Q:灯さんのラブシーンってどうなんですか!?あるんですか!?踏まれたりするんですか!? A:ノーコメントです! Q:作中にも登場する「水葬銀貨」について詳しく教えてください。 A:体験版中にも記述がありますが、作中における「水葬銀貨」というのは、アメマドイの特産品・林檎になります。かつて、水葬のために供物として用意された果物であり、食用としての用途ではありませんでした。 Q:舞台になる町、アメマドイについて自由に述べてください。 A:水の美しい街です! ■発売日と特典について Q:発売日を教えてください。 A:2017年3月24日発売予定です。 Q:予約特典について教えてください。 A:主題歌「アズライトの棺」マキシシングルが予約特典となっております! 本当に素晴らしい楽曲に仕上がっておりますので、2月中旬公開予定のOPムービーをお楽しみに! Q:このインタビューをごらんの皆様に一言どうぞ。 A:興味を持っていただいた方は是非とも体験版をプレイしていただいて、体験版を気に入っていただいた方は予約して下さい!あなたの予約が、未来のウグイスカグラを支えるのです! ■体験版について 7~8時間くらいの体験版です。 水の街アメマドイを舞台に描かれる、過去を背負った人々の物語です。 登場人物たちは、一様に過去を背負い、生きています。 かつては兄と呼び、ともに暮らしていた少女。 なぜ主人公は、彼女を遠ざけ、距離を置くのか。 なぜ、陽気な妹は時に、兄である主人公を辛辣なまでに咎めるのか。 彼らが背負う過去とその一部は今も鎖の如く彼らを縛っているようです。 体験版ではその全貌は明らかになりませんが、主人公の過去に何があったのかを知る手掛かりがいくつかあります。 アメマドイの住む道楽家にしてお金持ちの紅葉さんに、大金を借りて、今まで生かしてもらっているようで、彼女のいいつけには逆らうことができません。 作中に描かれるカジノを舞台とする主人公の神経戦も、彼女の命によるものです。 複雑な人間模様と籠の中の鳥の如く限られた自由。主人公の背負う暗い過去。 そのような中、主人公は玖々里さんを文字通り拾います。 アメマドイの路地裏に、頼る相手もいないままに現れた彼女は、さも当然のように主人公に自分を助けなさいと命じます。 しかし、玖々里さんもアメマドイの権力者久末病院から逃げた身です。 この、なぜ病院から逃げたのか。という点は重要になってくると思われます。 せっかく玖々里さんを匿っても、アメマドイの情報に通じているからか、紅葉さんが主人公に玖々里さんを探して自分の元に連れてくるように命じます。 期限は三日間。 生殺与奪を握られた主人公が玖々里さんの生殺与奪を握るこの構図に、我々読み手は不安を覚えながら物語は進み、そして…… この続きは、体験版に触れてほしいと思います。 それにしても、読み応えのある一作です。 陽気な日常と、真剣勝負の迫力と、メリハリの効いた物語を楽しめると思います。 ウグイスカグラの作品は、過去作品も妹が可愛らしく、今作もそれはしっかりと継承されています。 夕桜さんの天然めちゃくちゃ妹ぶりに触れてほしいですね。 お兄ちゃんが中に出していいのは妹だけなのにーは今年度流行語大賞を狙えると筆者は確信しています。 しかし、筆者は申し上げたい。 玖々里さん、すごくいい。 いや、もうあのですね、あなた、玖々里さんはすごくいいのですよ。 頬に手を当て、可憐な笑顔で心にもないことを言ってのけたり、華奢な身体にワイシャツ一枚を羽織り、指一本触れていない主人公に、昨日は散々激しく私を弄んだとか言い放って、兄妹間を動揺させたり、どう考えても正妻ポジションたる小夜さんもその地位を脅かされざるを得ません。 小夜さんも、お座りして主人公にリンゴを食べさせてもらっている場合ではないのです。 この玖々里さんについて、広く皆様に告げたい。 申上げたいがために、とらのあな本社まで乗り込んだり、げっちゅブログに掲載をお願いし、ウグイスカグラさんにインタビューを申し込んだと言っても過言ではありません。 三月まで間があります。是非体験版に触れてほしい一作です。 <げっちゅブログ> http://blog.getchu.com/archives/52166684.html <とらのあな> http://www.toranoana.jp/mailorder/mpc/sptopics/istoria/index.html