1: 2017/03/05(日) 20:12:17.30 9 聞き手・山田佳奈2017年3月5日14時19分 【動画】「愛を」と語る瀬戸内寂聴さん=佐藤慈子撮影 3月8日は国際女性デー。現在94歳の瀬戸内寂聴さんは、生きる上で大切な「愛」について柔らかな笑顔で話しました。「そうか、自分の心に素直に生きればいいのか」とすとんと胸に落ちました。 ◇ こういうふうにね、あなたたち女性(この日、瀬戸内さんを訪ねた記者とカメラマンの計3人)が、同じような年ごろで仕事して、男をひとりも交えないで来てくれる、気持ちいいわね。 そういうことが出来る時代になってきた。とてもいいことです。でもあなたたち、みんな独身なの? 結婚は必ずしもしなくてもいいけれど、男がいないなんてのはね、貧相だから、つくんなさい。 男にはできない、女のよさがあると思いますよ。そこにお茶があって、人がいたら、入れてあげたらいいと私は思うんですよ。女だから入れさせられる、なんて血相を変えることはないと思う。 もっとこう、堂々としてたらいいんじゃないかしら。女とか男とかにこだわらないほうがいいんじゃないかしらね。私は割合、女とか区別しなかったから。かえって男にもてましたよ。 勉強でも仕事でも「これ以上頑張ったら、男にいやがられるんじゃないか」と感じるのは、女が男を意識しすぎてるんじゃない? 女の方が一歩下がっているんじゃないかしら。もし本当に女の方に男女同権の意識があるならそんな風に思わない。 ■女性の方が線を引いている そもそも、今の若い男の子は「女らしさ」なんて求めてないんじゃないかしら。一緒にお酒を飲んで、一緒に酔っ払えたらいいと思っている。 もし、嫌われるんじゃないかと思うとしたら、それは女性の方が線を引いているからじゃないでしょうか。 若い子たちと話していると、私の方がびっくりして目を見張るようなことがいっぱいありますよ。ですから私は、いい方に進んでいっていると思っていますけどね。 例えば私の若い頃は結婚しないで子どもを産むなんて考えられなかった。離婚した女は傷物と呼ばれた。今は離婚なんて女の勲章など言われている。平気じゃないですか。世の中は変わるのね。 変えていくのならね、女が、自分たちの都合のいいように変えていかなきゃね。そうじゃない? 今はまだ、男社会のところがずいぶんあるじゃないですか。女性の大臣もなかなかいない。半分くらいいたっていいと思いますけどね。女にとって良いように変えていくためにはまだまだ勉強しなきゃだめだわね。 http://www.asahi.com/articles/ASK2R5WS0K2RUUPI00C.html ↓ 続きを読む