1: 2017/03/04(土) 18:25:20.57 ● BE:299336179-PLT(13500) ポイント特典 3月8日は国際女性デー。衆院議員の野田聖子さんは「やらないで後悔すると一生残る。自分の心に素直に動こう」と語ります。 ◇ 40歳前までは「男」でした。 1993年に初当選したとき、自民党の女性衆院議員は私1人だけ。目立つ存在以前というか、希少生物といった扱いでした。 職場のスタンダードが「男」なので、女性のロールモデルは誰もいない。若い女性が政治家になるもんじゃないという有権者も多くて 、応援してくれる人ほど、私に「女を捨てろ」と言ってきました。結婚もするな、子供も産むな。そのくらい犠牲を払わないと男性と同格に見てもらえない。ある意味、悲壮感が漂っていました。 それが変わったのは、時代の変化かなあ。 ■国会議員の息子でも… 親になって? 最高です。私の骨格を作ってくれたのが今の夫なら、血や肉を作ってくれたのは子ども。本当にそう思います。 50歳で長男を産んでから、自分の政治のスタンスに温かみが生まれた。誰のために政治があるのかなと思うと、困っている人が生きやすくなるためだ、という原点。 でも、私の息子は弱っちいわけですよ。心臓などに複数の先天性の病気があって、2歳3カ月まで入院生活を送ったんです。国会議員の息子でも、 弱っちいから社会の壁は厚いわけです。私が子どものころに当たり前にできたことが、彼はできないんです。毎日家に帰ると、その息子がいるわけです。 「強い人目線で世の中見るな」って説教されているようなものです。 望んでそうなったわけではないけれど、目の前に息子みたいな「できない人がいる」ということに触れていると、息子と同じ立場の人が増えてきているなと実感できます。 がんサバイバーのように病気と共に生きる人たち、女性、高齢者、LGBT、貧困状態の人たち。 こうやって生きてきて思うのは、自分の心に素直に、ということです。やろうと思いつつやらなかった後悔は一生、残るんです。 私、米国の大学に行かなかったことを今も後悔しています。高校の途中から米国に行って、米国の大学に進む予定でした。でも、家庭の事情で戻ってしまったことをいまも思い出します。 自分で決めて、そのときしくじったと思っても、そこを耐えれば一皮むける。後で自分にプラスになりますから。(聞き手・錦光山雅子) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170304-00000049-asahi-soci 続きを読む