苦しい戦いが続くレスター・シティで、岡崎慎司は30日間で先発3試合、途中出場2試合の計5試合に出場したがノーゴール。チームも1勝1分3敗という結果に終わっている。クラウディオ・ラニエリ監督はこれまで固定的に用いて来た4-4-2から、中盤を厚くした3-5-2、4-3-1-2、4-3-2-1といったシステムで改善を図るが、うまくはまらず。岡崎のプレーも周りと噛み合ない時間帯が増え、ゴールチャンスも限られる状況が続いている。 降格圏の18位から勝ち点5差の15位。レスターにとって正念場になりつつあるが、岡崎は低迷するプレミア王者の"救世主"となれるか。30日間のパフォーマンスから課題を探る。 ▽12月26日(月) プレミアリーグ エヴァートン戦 試合結果:0-2(負け) 45分(途中交代) 評価:5.5 過密日程の最中で迎えた試合。イスラム・スリマニとの2トップで先発した岡崎は、序盤からMFダニエル・アマーティのミドルシュートを演出するなど、相手CBとMFの合間に生じるスペースを活用して、チャンスを引き出す役割が機能していた。しかし、なかなか高い位置でスリマニと絡めず、本来のタイミングの良い飛び出しなど、迫力あるフィニッシュは不発のまま前半だけで交代した。 結局、後半に2点を奪われてチームは敗北。前線からのチェイシングは相変わらず目立ったものの、周りのプレーにうまく連動できず、ゴール前でラストパスを受けるシーンを見いだせなかった。エースのジェイミー・ヴァーディーが出定停止の試合で、スリマニとのコンビで良い結果を残したかったが、中盤の悪い流れを前線の効果的なプレーによって変えることはできなかった。 ▽12月31日(土) プレミアリーグ ウェストハム戦 試合結果:1-0(勝ち) 10分(途中出場) 評価:6.0 レスターが1点リードして迎えた後半35分に投入された岡崎は、残り10分間で、あり余る体力を出し尽くさんばかりに前から精力的にボールを追い、反撃を仕掛けようとするウェストハムに効果的なビルドアップをさせず。終了間際には味方の放ったシュートのこぼれ球に反応して惜しいシュートに持ち込むなど、ゴールを狙う意識も持ち続けながら終盤を締める役割を果たした。 ▽1月2日(月) プレミアリーグ ミドルズブラ戦 試合結果:0-0(引き分け) 74分(途中交代) 評価:5.5 ヴァーディーとの2トップで先発出場した岡崎は30分にリヤド・マフレズのクロスにオーバーヘッドで豪快に合わせたが、ボールはクロスバーを叩き、昨シーズンのニューカッスル戦に続くオーバーヘッドでの得点はならなかった。岡崎は精力的な守備から攻撃に転じれば素早く相手DFの背後を狙うが、味方のパスと合わず。0-0のまま途中交代となった。 ▽1月7日(土) FA杯 エヴァートン戦 試合結果:2-1(勝ち) 出場なし 評価:なし ▽1月14日(土) プレミアリーグ チェルシー戦 試合結果:0-3(負け) 30分(途中出場) 評価:5.0 0-2とリードされた後半途中に、DFロベルト・フートとの交代で出場。同時に5-3-2から4-3-2-1に変更され、岡崎はシャドーのポジションに入った。しかし、このシステム変更が悪影響を及ぼしたのか、それまで以上にチェルシーに自陣を蹂躙され、ボールを持てば単純なミスが目立ち、自陣に逆戻り。システムがなし崩しになり、岡崎も良い形でボールを受けられなかった。 結局、終盤にだめ押しの3点目を奪われたレスター。普段と異なるシステムで、守備的に入った試合で早い時間にリードされた時点で、チームとしてのプランは崩れており、岡崎個人で状況をひっくり返せる状況ではなかった。あえて言うなら、もう少しカウンターの起点となるパスを中盤から引き出せれば、まだ2点差のうちに、ゴールチャンスを1つ2つは作れたかもしれない。 引用元: http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1485237286/ 続きを読む