1マジかよまとめ 2016/05/19(木) 09:59:49.27 _USER9 randomAdv(); 札幌ドームの安全性争点 原告「ネット必要」/球団「打球確認、客の責務」 ファウル訴訟20日に高裁判決 ファウルボール訴訟の争点と主張 札幌ドームでプロ野球の試合を観戦中、ファウルボールの直撃を受けて右目を失明した札幌市の30代女性が、北海道日本ハムなどに約4700万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が20日、札幌高裁で言い渡される。一審の札幌地裁は「札幌ドームの設備は安全性を欠いていた」として約4200万円の支払いを命じた。野球観戦の安全性をめぐる裁判で、球団側の責任を認めた初めての判決だっただけに、控訴審の判断が注目される。 一審判決によると、女性は2010年8月、家族で日本ハムの試合を一塁側内野席で観戦。隣の席に座っていた当時4歳の子の様子を見ようと下に顔を向け、視線を上げた時にファウルボールが当たり失明した。札幌地裁は、内野席とグラウンドの間に防球ネットがなく、観客に対するファウルボールへの注意喚起も不十分だったとして球団とドームを所有する札幌市、ドーム管理会社の「札幌ドーム」に損害賠償を命じた。 控訴審もドームの安全性が争点。かつて内野席には、フェンス部分と合わせて約5メートルの高さに達する防球ネットがあったものの、「試合が見えにくい」などの苦情を受け、06年に撤去された。今回の打球は5メートルよりも高い所を飛んでおり、女性側は「今回の事故を防ぐ高さのネットが必要だった。大型ビジョンなどによる注意喚起も形式的で、危険性を常に感じさせる効果はなかった」と主張した。 一方、球団側は「注意喚起はさまざまな方法で行っていた。球場での観戦は臨場感が本質的要素で、必要以上の設備は魅力を低下させる。(観客が)試合中に打球の行方を見ていることは、野球観戦の責務だ」などとして、球団などに責任はないと訴えた。 防球ネットを外したり、プレーを間近で見られる観客席を設けたりと、臨場感を高めることを重視する球場が増える中、プロ野球観戦中の負傷事故を巡る訴訟では、観客側の訴えを退ける判断が続いていた。08年にファウルボールが当たって視力が低下した男性が起こした裁判で、仙台地裁は「観客にも相応の注意が求められる」と指摘。千葉県鎌ケ谷市の日本ハム2軍の球場でボールが当たって失明した観客の訴訟でも、千葉地裁は「球団側に過失はない」との判断を示した。 北海道新聞 05/19 07:00 http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0271764.html 続きを読む