今年の年末年始はどこもかしこも自粛で正月気分が全くなかった、そんな気分の人が多いようですが、時間が過ぎるのははやいもので1月も半分が終了しました。 静かなお正月が終わりお供えの鏡餅も片付け、いつもの生活に戻りきった今日この頃ですが、テレビを見ているとなんだか強い違和感に襲われます。 例年であれば華やかな年末年始を無事終えてホッと一息、冬の生活を楽しんでいる所ではありますが、今年は重苦しい空気に押しつぶされそうな息苦しい日々が続いているようです。一体この息苦しさの原因はなんなのかふと考えていました。 日本では、あのクルーズ船でのコロナが始まってもうすぐ1年が経とうとしています。2度目の緊急事態宣言が発令され、世界では約3000万人ほどの人が1回目のワクチン接種を終えたと言います。それでも感染の勢いは世界の各地で猛威を振るい、連日発表される感染者数の報道にもウンザリしてきた頃でしょう。テレビをつけてもYoutubeを見てもコロナのニュースが引っ切りなしに入ってきます。 しかし今年は、それだけでありません。あの激甚災害、東日本大震災からちょうど10年の年となりました。 例年、1月の終わり頃から少しずつ震災の報道や特集が増えていくわけですが、今年はコロナも重なってその陰鬱さが二重にも三十にも感じられます。 ちょうど1月17日は阪神淡路大震災の日でもありました。NHKでは、特別特集を組んでいました。 「巨大地震と“未治療死” 〜阪神・淡路から26年 災害医療はいま〜」 ふと、日常的に触れるテレビを初めとするニュースのあまりの陰惨さにはっと足がすくむような思いをするのでした。 ※ここまでで700字です。この記事は全体で3千字あります。※ セルフケアの道具箱