320: 名無しさん@おーぷん 2014/07/08(火)15:23:15 ID:??? ちょっと消化不良な話かも。 新年度になったこの春のこと。回覧板を次の家に持って行きました。 新しい順番になったので去年とは違う家ですが、挨拶程度しかお付き合いはありませんでした。 まだ子供のいない若いご夫婦の家でした。 うちは周りに一般家庭が少ないので、次の家まで少し距離があります。 サンダルをつっかけて歩いて行くと、目的の家の前になんだか人だかりが見えました。 ご近所さんも少し遠目に見ています。なんだろ?と思ったけど用事があるので、深く考えずに行きました。 塀に囲まれてて見えませんでしたが辿り着くと、玄関前には仁王立ちという感じに立つその家の奥さん(ゴミだしの時に顔見知りです)、その前に土下座する男性と、少し離れて立つ初老の女性がいました。 奥さんの顔が固まってて怖いくらいで、土下座の人を見下ろしてました。 これはまずいときに来てしまった、とようやく気付きましたが、奥さんが私に気付き、 「こんにちは。ちょっとお待ちくださいね」 と強ばった顔で笑って、土下座の人の横を通り過ぎて道まで出てきてくれました。 「はい、え、と、回覧板です」 と我ながら間抜けなことを言いながらそれを渡すと、 「ありがとうございます。わざわざすみません」 と、これまたぎこちないお返事が。この人も実はパニくっているのかな、と思い、小声で 「あの、大丈夫ですか」と聞いてみました。 「はい、大丈夫です。でもよろしければ、そろそろ警察を呼ぼうかと思ってたのでお願いできますか?」と言われました。びっくりです。生まれてこの方、警察に電話したことなどないので。 「はい!わかりました!」と言ってはみたものの、回覧板を渡せば完全に手ぶら。 「すみません、携帯持ってきてなかったです」 と正直に言いましたら、奥さん、ぶはっと笑いだし、 「ごめんなさい、うちからかけますね」 なんとなく空気がなごんだその時です。 続きを読む