343: 大人の名無しさん 03/06/10 14:59 ID:BGRhrvsC 数年前父親が突然ガンでこの世を去りました。 入退院を繰り返しましたが、最初に入院してからちょうど1年後、病院 で家族の目の前で息を引き取りました。 入院して直ぐの検査で既に末期ガンで有ることが判明し、家族で説明を 受けました。 僕にはどうしても信じられず、余命半年から1年と言われても何かの間 違いだと自分に言い聞かせていました。 家に戻って母と二人きりになった時、母は涙を流しながら『私もあんたも 悲しいだろうけど、それよりも父さんがかわいそうで...もうじき定年 で、これから色々なところに出かけようって話してたのに...』 僕は初めて母の前で泣きました。涙が止まりませんでした。 その母の言葉こそ愛するものに対する偽らざる気持ちなのでしょう。 自分の悲しみなど小さなもので、死にゆくものが一番辛い事を僕も忘れて いあたのかも知れません... 続きを読む