429: 大人の名無しさん 2006/03/02(木) 11:40:40 ID:RVviZcct 私はおじいちゃんが大好きでした。 ちょっと酒癖が悪いところもあったし、厳しいとこもあった。 でも本当は優しいおじいちゃん。 そんなおじいちゃんは戦争で足を怪我しているのと、元々病弱で入退院を繰り返していた。 ある日の夜、母の妹から電話があった。 「おじいちゃんが危ない」と。 片道2時間の電車に飛び乗った。母はすでに泣いている。 私は「”危険な状態”っていう状況なんやからきっと病院に着いたら元気になってるよ」と高校生 ながら母を励ました。 病院に着くとおじいちゃんはすでに亡くなっていた。 その場で親戚たちは泣いているのに私は何故か泣けなかった。 その日のうちにおじいちゃんはいつもの家に帰って来れた。 隣でじっとおじいちゃんを見てると、「今日は遅いから寝なさい」と親戚の人に言われ、 その場を離れる瞬間にポロポロ泣けてきた。「ここにいるっ」ってわがままを言ってしまった。 続く 続きを読む