転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1368594391/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/05/15(水) 14:06:31 ID:kSDvfLVw 幼い頃から、人気者で 面白くて、楽しくて変態で年上好きの女好き…。 それでも、みんな みんな、あなたが大好きだった。 ーーーあたしも。 「しんちゃん、あたしね あたし、……しんちゃんが 好き」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/05/15(水) 14:07:24 ID:kSDvfLVw ……言ってしまった。言ってしまった。言ってしまった!! きゃーきゃー!どうしよう!! きゃー!恥ずかしい! 頬が暑い。 高校を卒業して、しんちゃんはグッと身長も伸びて大人っぽくなった。 グリグリいがぐり頭も、今や髪の毛は伸びて、青少年。そんな、しんちゃんを周りの女の子たちが放っておくわけもなく、しんちゃんの周りには、女の子たちが沢山いた。 ・・でも、しんちゃんは誰とも付き合わなかった。誰の告白にも、応じなかった。 あたしだけは特別だった。 だって、あたしは、かすかべ防衛隊のマドンナだもの。 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/05/15(水) 14:08:11 ID:kSDvfLVw しんちゃんを、誰よりも傍で見てきたんだから。 ねぇ、あたしのことを…好きだよね?しんちゃん…。 長い長い、間をおいて、しんちゃんはニッと元気よく笑った。 「………改まって、どうしたんだゾ! オラも、ネネちゃんを好きに決まってるゾ! なんたって、かすかべ防衛隊の仲間だもん」 え……? 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/05/15(水) 14:09:44 ID:kSDvfLVw 「は・・・・?」 ……そっち? そっちの意味に捉えちゃうの……!? 「オラ、ネネちゃんと友達になれて良かったゾ」 ……あたしの淡い恋心は砕け散った。 ぐぁぁぁぁあ! あたしのウサギは、どこ!? 続きを読む