転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1570885235/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/12(土) 22:00:36.15 ID:9/S5+oN/0 ゴルゴ「用件を聞こうか……」 高官「あなたに依頼したいのは……ある犯罪組織のボスの暗殺です」 高官「パッショーネという名前をご存じでしょうか?」 ゴルゴ「近年イタリアで勢力を拡大しているギャング組織だな……」 高官「ご存じでしたか!」 ゴルゴ「話を続けてくれ……」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/12(土) 22:02:41.98 ID:9/S5+oN/0 高官「元々奴らの資金源は賭博やみかじめ料といったものだったのですが、近年麻薬ビジネスに手を染め始め」 高官「今やイタリア中、いえヨーロッパ全土が奴らのばら撒く麻薬で汚染されつつあるのです」 高官「街中で平然と麻薬が売買され、それに伴い犯罪件数も激増しているのです。特に少年犯罪は……」 ゴルゴ「ギャング組織の掃討など、警察に任せればいいのではないのか……?」 高官「我が国の警察組織の腐敗ぶりときたら、賄賂を受け取り犯罪者に目こぼしするのが日常茶飯事という有様で……」 高官「それどころかパッショーネ幹部の中には刑務所を私物化している者までいるのです!」 高官「もはや警察にもどうすることもできないのです!」 ゴルゴ「……」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/10/12(土) 22:04:36.95 ID:9/S5+oN/0 高官「そしてもう一つ、大きな問題が……」 ゴルゴ「問題……?」 高官「パッショーネのボスの正体は謎に包まれているのです」 高官「我が政府腕利きの諜報員でも正体は掴めず、それどころか逆に消されてしまう始末なのです」 高官「もはやパッショーネはイタリア政府で太刀打ちできる相手ではありません!」 高官「奴らを滅ぼすには“不可能を可能にする”というあなたに依頼するほかないのです!」 高官「ゴル……いえ、デューク東郷、どうか依頼を引き受けて下さい!」 高官「我が国をお救い下さい!」 ゴルゴ「……」 続きを読む