転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1365186563/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/04/06(土) 03:29:23 ID:Y6RzLPCM 1998年4月22日 午後・病院談話室 恒一「君も入院してるの?」 未咲「ええ(格好見ればわかるでしょうに・・・)」 恒一「ぼくも少し前から入院してるんだ」 未咲「はぁ」 恒一「こっちに引っ越してきたばっかなのにつくづく運が悪いよ。 君、地元の人かな?何の病気で入院してるの?学校とかは? あと、よかったらこの町のこと教えてくれないかな?」 未咲(なにこれナンパ?) 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/04/06(土) 03:30:08 ID:Y6RzLPCM 未咲「・・・お兄さん、ナンパですか?」 恒一「えっ!?そういうつもりじゃなくて。 年が近そうな子がいたからちょっと話をしようと思っただけで・・・。 ごめん。不愉快な思いをしたならもう二度と話しかけないから。本当にごめん」 未咲「あ、いやいや、冗談ですって。頭上げてくださいよ。 私も結構長く入院してて、話し相手がいなかったから丁度良かったですよ」 恒一「その、本当にごめんなさい。こっちへ来たばかりで知り合いもいないし、 入院でちょっと心細かったから友達にでもなれるかなって浮かれちゃってて」 未咲「ふふっ、いいですよ。特別に許します。 でも、初対面の人にいきなり質問するなんて、ちょっと遠慮なさすぎです。 特に病気のこととか、聞かれたくない人だっているかもしれないんですから」 恒一「申し訳ない。返す言葉もありません」ガックリ 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/04/06(土) 03:30:56 ID:Y6RzLPCM 未咲「年が近そうって言ってましたけど、おいくつなんですか?」 恒一「15だよ。4月から中3になったんだ」 未咲「あ、私と同じじゃない。じゃあ敬語で話す必要ないね。 なんか落ち着いた雰囲気だから、最初高校生くらいかと思ったよ」 恒一「え、そう?老けて見えるってこと?」 未咲「あはは。いきなりタメ語で馴れ馴れしかったから余計にね。 年下だと思ってたでしょ?」 恒一「ふふっ。中学1年生くらいかなって」 未咲「えー!?私そんな幼く見える? これでもしっかりしてるねってみんなから言われるんだよ」プンプン 恒一「あはは、冗談だよ」 続きを読む