転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568652598/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/17(火) 01:49:58.84 ID:D6mV02AL0 クロエ「ぷー……」 ユニ「どうしたのかね、クロエ君。溜息をつくと幸せが逃げてしまうと言う。悩みがあるのならぼくが相談に乗るよ」 クロエ「や、いーんで。ユニ先輩頼りになんないんで」 ユニ「そんなことはないとも。たしかに、苦手な相談内容もあることは認めるが」 ユニ「尊敬する年上のお姉さんに悩みを打ち明けることで、少なからず気持ちに変化が生じるであろうことは想像に難くない。さあ、気負わず話してみたまえよ」 クロエ「……じゃ、話しますケド。チエルのこと、ぶっちゃけどー思います?」 チエル「クロエ先輩ユニ先輩クロエ先輩ユニ先輩クロエ先輩ユニ先輩クロエ先輩ユニ先輩クロエ先輩ユニ先輩クロエ先輩ユニ先輩」 ユニ「どうも何も、可愛い後輩じゃあないか」 クロエ「や、なんも聞こえないっす。うち的には騒音やばたんなんで。90デシちぇる超えちゃってるんで」 チエル「人をサイレンみたいに言わないでくださいよ。ユニ先輩っ、それでそれで?」 ユニ「しかしまぁ、あえて言葉にするのなら……そうさね。永遠に抱きしめていたい」 クロエ「やっぱ洗脳済みなんじゃん。え、こわ。洗脳ってマジであるんすね知らんけど」 チエル「クロエ先輩もどうです? 見てくださいよ、このユニ先輩の姿! チエルに軽~く撫でられただけでぇ……よしよーし♪」 ユニ「ああ……あああああ……!! ああああぁ!! たすけてーーー!!!」 クロエ「どーすんのこれ。ユニちゃん先輩トラウマになっちゃってんじゃん。てか全霊で助け求めちゃってんじゃん」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/17(火) 01:50:54.96 ID:D6mV02AL0 チエル「クロエせーんぱいっ☆」 クロエ「鳥肌」 ユニ「はぁ、はぁ……。に、逃げるんだクロエ君……。今のチエル君は正気じゃあ──」 チエル「ちぇるちぇる投げキーっCHU♡」 ユニ「……がくり」 クロエ「あー、パイセンの犠牲はムダにしないんで。南無。じゃ、うち帰るわ。お疲れっしたー」 チエル「はーい、お疲れでーす。さてと」 チエル「二人きりになったことですし、ユニちゃん先輩のこと舐め回しちゃいましょうかね。ぺろちぇるりーん☆」 ユニ「待ちたまえクロエ君! 大事な先輩を見殺しにする気かね!? クロエ君!!」 クロエ「ぷー……」 チエル「はいユニ先輩、もう一度お願いしまーす」 ユニ「どうしたのかね、クロエ君。溜息をつくと幸せが逃げてしまうと言う。悩みがあるのならぼくが相談に乗るよ」 クロエ「増えたンすけど悩み」 クロエ「てか、マジでチエルどーしたの? ウザさ跳ね上がりすぎじゃね? 跳ね上がり世界新狙えるわ。知らんけど」 チエル「ウザいついでにちょっとだけハグちぇるしてもいいちぇるか? 先っちょだけでいーんで」 クロエ「…………ユニ先輩。ちょー、ちょー」 ユニ「特に隠れて話す必要はないと思うよ。チエル君の変貌ぶりには当初ぼくも驚愕したが、その原因自体ははっきりしているからね」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/09/17(火) 01:51:55.06 ID:D6mV02AL0 チエル「チエル別にいつも通りですけど? なんか変なとこあります? ありませんよね? ハグしてもいーですか?」 クロエ「パイセンにどーぞ」 ユニ「えっ」 チエル「ぎゅ~~~っ☆」 ユニ「……ぼくを生贄にするんじゃあないよ。まったく、一度巻きつかれると剥がすのに30分はかかるんだ。前回は34分かかった」 クロエ「経験談ヘビーすぎっしょ。アナコンダかって」 ユニ「と、ともかくだね。チエル君がこうして……」 チエル「すりすりちぇるちぇる……♪」 ユニ「おほん。チエル君がこうして過剰に人の温もりを求めるのは、単に今まであった温もりが失われたからだとぼくは結論づけた。つまり」 チエル「らびゅー……♡ んCHU☆」 ユニ「……続きはチエル君を剥がしてからでも構わないかね?」 クロエ「や、もう分かったンで。てか、なんとなく察しはついてたってーか。あー、端的に換言すれば──」 チエル「…………寂しいです」 ユニ「チエル君……」 クロエ「ぷー……」 続きを読む