転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1364010737/ 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/03/23(土) 12:54:42 ID:XsDHjIU2 ~それはある夜の事~ 勇者「セーブポイントが」 僧侶「変ですね、宿屋には絶対あるはずなのに」 魔法使い「ねー、はやくセーブして休みましょうよ、今日レベル上げしすぎて疲れました」 僧侶「それが、セーブポイントがないんです」 魔法使い「え!なんで!?」 勇者「とりあえず宿主さんに聞いてみよう」 勇者「すいません」 宿主「いらっしゃい、泊まるなら300Gだよ」 勇者「いえ、今日は泊まりの用件でなく、聞きたいことがあるのです」 宿主「なんだい?」 勇者「扉のすぐそこにあったセーブポイントを知りませんか?」 宿主「さあ、知らないね」 魔法使い「ん?」 僧侶「どうしました?」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/03/23(土) 12:57:14 ID:XsDHjIU2 魔法使い「あれセーブポイントよね?」 僧侶「ん、セーブポイントが....逃げてる?」 勇者「どうした二人とも、窓の外なんか見て」 僧侶「いえ、セーブポイントらしきものが歩いてるんです」 勇者「誰かがセーブポイントのコスプレしてるんじゃないか?」 魔法使い「誰がそんなマイナーなコスプレするのよ」 勇者「二人とも疲れてるんだ、今日はもう休もう」 僧侶「この前敵に寝込み襲われたじゃないですか、危険です」 魔法使い「せっかくレベル上げたのに全滅なんてしちゃシャレにならないわ」 勇者「ふむ、じゃあ手当たり次第セーブポイントをさがそう」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/03/23(土) 12:59:04 ID:XsDHjIU2 勇者「今まで来た道を戻って他のをさがすか」 僧侶「そうですね、通った道の敵ならなんとか倒せますし」 魔法使い「ねえ僧侶、あれって見間違いなのかな」 僧侶「まあ、いいんじゃないですか?他のが見つかればなんて事ないんですし」 魔法使い「まあ......」 ガサガサ 魔法使い「!?」 僧侶「どうしました?」 魔法使い「い、いやなんでもないよ」 魔法使い「(なんか嫌な予感がする....)」 続きを読む