転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1548333101/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/24(木) 21:31:41.75 ID:CF/V1heb0 この作品はイチローSSではありません。 ポケットモンスター・SPECIALに登場する、イエロー・デ・トキワグローブの物語です。 以上のことをご理解の上、お読みください。 それでは以下、本編です。 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/24(木) 21:35:35.21 ID:CF/V1heb0 「それで? 最近、レッドとはどんな感じ?」 「それが……よくわからなくて」 「よくわからないって、どういう意味よ?」 ボクの名前はイエロー・デ・トキワグローブ。 ボクなんて言ってるけれど、実は女の子です。 訳あって、長いこと男の子のふりをしていた。 その癖と名残が、未だに抜け切っていなくて。 ついつい、男の子みたいな口調になっちゃう。 そんなだから、レッドさんと、進展出来ない。 「付き合ってないの?」 「うーん……どうなんでしょうね」 「好きだって、ちゃんと伝えた?」 「なんか、今更恥ずかしいというか……」 相談に乗ってくれているのはブルーさん。 レッドさんとも旧知の間柄のお姉さんだ。 女性的な魅力に溢れる彼女は頼りになる。 「それじゃあダメじゃないの!」 「ご、ごめんなさい」 ぴしゃりと叱られて、反省していると。 「いい? 待ってるだけじゃ前には進まないわ」 「は、はあ」 「だから、こっちからガツンと仕掛けないと」 「ガツンと、ですか……?」 「ええ! ガツンと、お尻の穴を見せるのよ!」 ちょっと……何を言ってるのか、わかりません。 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/24(木) 21:37:12.23 ID:CF/V1heb0 「えっと……?」 「ん? なによ?」 「もう一度言って貰えますか?」 「ガツンと、お尻の穴を見せるの!」 あれ? おかしいな。聞き間違いじゃなかった。 「お尻の、穴ですか……?」 「そうよ!」 「それに、なんの意味があるんですか?」 経験豊富なブルーさんには何か考えがある筈。 「意味なんてあるわけないじゃない!」 「はい?」 「こういうのはね、理屈じゃないの!」 「ふむふむ」 「本能的に、男はお尻の穴が大好きなのよ!」 なにそれ。初耳だ。ちょっと、幻滅しちゃう。 「グリーンさんも、そうだったんですか?」 「ふぇっ!?」 ブルーさんとグリーンさんは仲良しだ。 なので、気になって尋ねてみると。 ブルーさんは珍しく赤面して、小さく頷いた。 「……あいつは、アタシのお尻にメロメロよ」 「メ、メロメロなんですか!?」 「むしろ、ペロペロ、みたいな?」 「ペ、ペロペロ!? お尻の穴を!?」 ふぉおお! なんだかすごいこと聞いちゃった! 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/24(木) 21:40:05.89 ID:CF/V1heb0 「ごほんっ……アタシの話はもういいでしょ?」 「は、はい……ごちそうさまでした」 「はい、お粗末さまでした」 咳払いをしてブルーさんは話題を打ち切った。 「あなたも、レッドをメロメロにしたい?」 「はい! メロメロにしたいです!」 「お尻の穴を、ペロペロされたい?」 「そ、それは、ちょっと……」 「そこで遠慮するからダメなのよ!」 ダメ出しをしてきたブルーさんは、こう語る。 「アタシなんて、命令しちゃうんだから!」 「め、命令、ですか……?」 「ほら、グリーン、お舐めなさいってね!」 これは驚き。グリーンさんに命じているとは。 「グリーンさんは怒らないんですか?」 「怒るどころか喜んでペロペロするわ!」 「でも、どう見ても、怒ってるような……」 「へっ?」 「誰が誰の尻の穴を喜んで舐めてるって?」 得意げに語る、ブルーさんの背後に。 怒りの形相を浮かべたグリーンさんが。 音もなく、迅速に、忍び寄っていた。 続きを読む