転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1380987908/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 00:45:08 ID:psdgLQ3. エレンとミカサがうろ覚えで「桃太郎」と「鶴の恩返し」を語ります アルミンは最後にちょっと出てきます 恋愛展開はないです 完結させてあるので淡々と投下していきます 書き終わってから、11巻のエレンの発言に殺人鬼、という言葉を発見しました・・・ すみませんが2人は鬼をよく知らないということでお願いします・・・ 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 00:46:11 ID:psdgLQ3. エレン「暇だ」 エレン「雨だから外で自主訓練できない」 ミカサ「なら私と筋トレしよう」 エレン「さっきまでしてただろ。それにお前が一緒だとなんかヤル気でない」 ミカサ「では座学の勉強をしよう」 エレン「昨日アルミンと散々した。そのアルミンは教官の手伝いに行っちまったし」 エレン「暇だ」 エレン「なぁミカサ。昔みたいにお話してくれよ」 ミカサ「お話とは、おとぎ話のこと?」 エレン「そうそう。暇つぶしに聞きたくなった」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 00:47:41 ID:psdgLQ3. ミカサ「あいにく、あの頃から私のレパートリーは増えていない。ので、聞き飽きた話しかできない。即興で作ることも私にはできない」 エレン「いいよ。アレにしてくれ。俺の好きなやつ」 ミカサ「わかった」 ミカサ「昔々、雪の降る寒いところに、ある若い男がいた。 外を歩いていると、男は一羽の鶴が罠にかかって苦しんでいることに気づいた。 鶴は『どうかこの罠を解いて私を助けて。そしたらきっと、私はあなたのために尽くそう』と エレン「おい」 ミカサ「言った。男は鶴を可哀想に エレン「おい」 ミカサ「エレン、話を遮るのは良くない」 エレン「俺がしてほしいのはそれじゃない」 ミカサ「では何?」 エレン「桃の勇者がオニって言う巨人を駆逐する話」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/06(日) 00:48:26 ID:psdgLQ3. ミカサ「エレンはそれが好きだったの?」 エレン「お前がしてくれるお話の中では一番好きだ」 ミカサ「鶴が恩返しする話ではないの?」 エレン「それはお前が話したがる話だろ」 ミカサ「ではエレンがその桃の勇者の話をして。私もエレンにお話してほしい」 エレン「えー、やだよ。俺は聞く方がいい」 ミカサ「私もエレンの声を聞いていたい」 ミカサ「ここは公平に交互にお話をするのはどう?」 エレン「うーん、まあいいか」 ミカサ「では次はエレンの番」 エレン「え、完結してからじゃないのか?」 ミカサ「そんなに待てない」 続きを読む