770 名前:水先案名無い人 (アメ MM85-kL5O)[sage] 投稿日:2019/09/03(火) 06:45:44.01 ID:RqrHIkE0M >>755 ヨーロッパでは自分の国を代表する職業を一つ学ぶという慣習があって ルイ16世は錠前作りが趣味だった ピョートル大帝は歯科医師として麻酔無しで家臣の歯を抜いた 775 名前:水先案名無い人 (ワッチョイ a158-OHvC)[sage] 投稿日:2019/09/03(火) 09:44:30.86 ID:idXuIUe40 >>770 ロシアは当時ヨーロッパ扱いでは無いし、そういう習慣も無いが ピョートル一世はロシアの近代化には進んだヨーロッパの産業を学ばねばならないと考えていて 身分を隠して度々ヨーロッパに留学して、船大工をやったり歯科技術を学んだりしていた。 身分を隠していたが身長2メートル越えの巨漢だったのでバレバレだったという そうして学んだ技術を国に帰って披露することで、ロシアの発展に寄与したが 取り分け彼が熱心だったのが抜歯。 側近や大臣を捕まえては虫歯があるとその場で麻酔無しで抜くことを趣味にしており その標的が一般市民にまで及ぶに当たってロシアを恐怖のズンドコに陥れた。 皇帝は抜いた歯をコレクションして悦に入っていたが ロシアでは虫歯が出来ると皇帝が歯を抜きに来ますよと子供に教え、歯磨きの習慣が広まり虫歯が劇的に減ったという。 歯科だけでは無く医学全般に彼の興味は及び、ある大臣が病気で寝込んで見舞いに言ったときに 即興で「手術」を試みた 結果、大臣はバラバラに刻まれた挙げ句後に死亡したが、ロシアでは部下を救うために尽力した美談として伝えられた。 大臣の死体は医学に役立てるために標本化され、国立博物館に飾られたが、これも美談として伝えられた。 一方フランスでは、狂った殺人皇帝が大臣をバラバラにして殺し、部屋の飾りにされたと若干の脚色交じりで伝えられ フランス王に恐怖を抱かせたが、どっちがより事実に近いかは議論の余地があるだろう。 近年ロシア医学会が大臣の標本を解剖した結果、末期の肝臓ガンであったことが判明し、 ピョートル一世の不名誉な噂は正式に否定された。 ピョートル一世の最後は、真冬の海に落ちた見習士官を助けようとして自ら海に飛び込み それが元で肺炎を煩い死亡した。なんでも自分でやらないと気が済まない人だった。