転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1354982965/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/09(日) 01:09:25 ID:992Vuz06 vipで落ちちゃったから再挑戦 女「あの、大事な話って何かな? もしかして~」 イケメン「僕たち気が合わないみたいだし別れましょう」 女「バカな!? まだ付き合って1週間も経っていないわよ! 3日よ、3日!」 女「私のどこが気に入らなかったのよ……。まだやり直せるよね……」 イケメン「僕、これからバイトがあるので失礼します。二度と連絡とかしないように」 女「ちょ、ちょっと待ってー! 別れ話にしても軽すぎだよコレ!」 女「ぐわあああぁぁぁ、畜生おおおぉぉぉーーーーーーッ!!!」 女「あんまりだわ…私の人生初の超彼氏だったのに…」 女「ううっ! 悔しい!」 ?「待ちな、早まるんじゃねぇ」 女「え? あ、あなたは…」 魔男「死ぬんじゃねぇ。強く生きろ」ガシッ 女「私が今の話でいつ死ぬ決心固めたのよ……」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/09(日) 01:12:05 ID:992Vuz06 女「それよりおじさん誰なのよ。今傷心中だから話しかけて欲しくないの」 魔男「あ゛ぁ? 何があったか俺に話してみな。勝手にナーバスってねェでよォ」 魔男「俺は魔法使いの男。通称″魔男″というナイスガイだぜ。胸筋触るかい?」 女「どこからツッコむか迷うけれど、魔法使い?」 女「ていうか魔男って何よ。胡散臭いしあんたガチムチしてて怖いんだけど」 魔男「魔男とはいわゆる魔女の対比となる者の呼び名だ。俺たち魔男は魔女を滅ぼし新たな魔法文化を築いてんだな」 女「うへぇ、魔女滅ぼされちゃったんだ……」 女「とにかくおじさんが怪しいメルヘンお化けという事だけは理解したわ。これ以上近寄ったら警察呼びますから!」 魔男「オメェ、これから助けてやろうとしてる男に対して最低な対応すんなよブス死ね」 女「さらっと語尾に怖い言葉付け足さないでよ…こっちは本当に殺されそうで怖がってるのよ!」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/09(日) 01:12:31 ID:992Vuz06 魔男「ズベコベ言わず早く相談しろっつってんだろ! 配達途中で暇してる時間ねェんだよ」 女「いや、仕事の途中で気掛けてくれてたのは嬉しいけど配達って」 魔男「魔男の宅急便だオラ。これからニシンのパイをくそ生意気な娘へ届けなければいかん。俺嫌いなんだよな、このパイ!」 女「生物運ぶんなら尚更急ぎなよ! ていうかおじさんの好みなんて知らないわよっ」 女「ていうか、魔法使いも普通な仕事とかするんだ…」 魔男「実際問題魔法使いの社会も甘くねェんだよ。夢も欠片もないぜ」 女「欠片って何の欠片を指したのよ」 魔男「そういう事だから早くテメェ話せよ。俺の魔法でちゃちゃっと片すから」 女「魔法なんてあんたみたいなおじさんに使えるわけないじゃない」 女「それに簡単な問題じゃないもの。とてもデリケートな…」 魔男「あ゛ぁああ~ぁ!! これだから女は好かねェーッ!!」バキィッ 女「ぐ、ぐふぅうっ!? し、知らないおじさんにお腹殴られた…っ!」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/09(日) 01:12:52 ID:992Vuz06 魔男「何? 初めての彼氏にさっき振られただと」 女「はい…そうです…。本当だから殴らないでください…」 魔男「随分くだらねぇ理由で絶望顔決めやがって。簡単に死のうとしてんじゃねぇよカス」 女「だから私がいつ死のうとしてたのよ」 女「本当に素敵な彼氏だったの。今までであんなにふわふわした気持ちになれた人いなかったわ」 女「なのに、たった3日で! 私をヤリ捨てたのよぉー!」 魔男「3日内で簡単に股かっ開いたオメェも馬鹿野郎だし、脳無しだろうが」 魔男「まぁ、ようはそのふわふわ彼氏とまたズコバコしてェと俺に頼んでいるわけだな」 女「頼んでないし、そんな卑猥な理由を前に出して欲しくないんですけど」 魔男「面倒臭ェ女だな。とりあえず着いて来いや」 女「ど、どこ行く気よ…! 私はまだ何も頼んじゃ」 魔男「俺がお前の希望になってやるっつってんだよ。だから絶望してんじゃねェぜ」 女「こんな変態暴力オヤジが私の希望なんて嫌よ! 死んだ方がマシだわ!」 魔男「おう? お願い変更かぃ? しゃーねェな、ちょっと首叩き折るから向けてみな」 女「死ぬなと言った件はどうした!?」 続きを読む