転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1354547623/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/04(火) 00:13:43 ID:13l/e.7o ――とある田んぼ 婆さん「爺さんが死んで半年……。ついにこの時がやってきおったか」 ――何十年も前から毎年この時期に行われる稲刈り。 だが、8年ほど前からここの稲を襲いに、大量のイナゴが襲撃してくるようになった 婆さん「この羽音……来たか。爺さんと共に守ってきたこの稲田、決してお主らの好きにはさせんぞ」 婆さん「うめぇ米を収穫するため、研ぎに研いだこの鎌の切れ味、その体で味わってみんしゃい!」 ――イナゴの軍勢へと一人で立ち向かう婆さんの過酷な戦いが、今幕を上げた 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/04(火) 00:16:36 ID:13l/e.7o 婆さん「ずぅぅええぇぇぇぇい!!」 ザシュッ! ――素早い鎌捌きでイナゴを次々に切り落としていく婆さん ……だが! 婆さん「くっ、増援!? す、少しずつ前線が押し上げられて……っ!」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/04(火) 00:19:42 ID:13l/e.7o 婆さん(まずい、このままではジリ貧に……なれば!) ――婆さんは一か八かで攻める勢いをあげ、前線を押し戻す作戦にでる ……しかし! 婆さん「なっ!? しまった、右23、左31、上6抜かれた!」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/04(火) 00:22:42 ID:13l/e.7o ――僅かな隙をつき、60匹のイナゴが婆さんを突破、稲田へと強襲。絶体絶命かに思われた ……そのとき! 婆さん「稲田を前にしてイナゴが停った……? いんや、違う!」 婆さん「あれは網じゃ! 網に絡めとられているんじゃ!」 続きを読む