180: 名無しさん@おーぷん 2014/06/21(土)00:47:23 ID:WKCihanwN 147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/13(水) 11:07:05.96 ID:ynF2gxMa0 2分くらい経った時かな、もう時間感覚なんかはなかったけど、 人の死ぬ時間だからね 。たぶん2分くらいだろう。 かちゃ、という音がして次のドアが開いた。 左手の方がどうなっているのか、確認はしなかったし、したくなかった。 次の部屋に入ると、今度は右手に地球儀があり、左手にはまた寝袋があった。 僕は足早に紙切れを拾うと、そこにはこうあった。 『3つ与えます。』 ひとつ。右手の地球儀を壊すこと。 ふたつ。左手の寝袋を撃ち抜くこと。 みっつ。あなたが死ぬこと。 ひとつめを選べば、出口に近付きます。 あなたと左手の人は開放され、その代わり世界のどこかに核が落ちます。 ふたつめを選べば、出口に近付きます。 その代わり左手の人の道は終わりです。 みっつめを選べば、左手の人は開放され、おめでとう、 あなたの道は終わりです 思考や感情は、もはや完全に麻痺していた。 僕は半ば機械的に寝袋脇の拳銃を拾い撃鉄を起こすと、すぐさま人差し指に力を込めた。 ぱん、と乾いた音がした。ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん。 リボルバー式の拳銃は6発で空になった。 初めて扱った拳銃は、コンビニで買い物をするよりも手軽だったよ。 続きを読む