転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495546512/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/23(火) 22:35:12.12 ID:MZi4Yo6f0 キョン「涼宮ハルヒの驚愕(前)279ページ」ボソッ 佐々木「えっ?」 キョン「2行目」 佐々木「キョン?」 キョン「読んでくれ」 佐々木「読むって……」 キョン「涼宮ハルヒの驚愕(前)279ページ2行目『キョンの望みであるなら~』から、はい」 佐々木「ええっ?」 キョン「早く」 佐々木「……キョン、どうしたんだい今日は? 君らしくな―――」 キョン「読んでくれ!!」 佐々木「っ!!?」ビックゥ! キョン「ほら」 佐々木「……『キョンの望みであるならなんでも言うことをきくつもりでいるよ』……?」 キョン「……」コクリ 佐々木「……これは?」 キョン「もう一回読んでくれ」 佐々木「えっ? 待ってくれキョン。少しぐらい事情を言ってくれても」 キョン「もう一回」 佐々木「……『キョンの望みであるならなんでも―――」 キョン「ん?」 佐々木「いうことを』……え?」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/23(火) 22:36:11.96 ID:MZi4Yo6f0 キョン「今」 佐々木「うん」 キョン「なんでもって言ったか?」 佐々木「言ったよ。そう書いてあるからね」 キョン「なんでも言うことを?」 佐々木「『きくつもりでいるよ』……」 キョン「ん?」 佐々木「うん?」 キョン「これはつまり……どういう意味だ?」 佐々木「どういう意味? どういう意味もなにも……言葉の通りじゃないのかい?」 キョン「言葉の通りと言うと……あれか?」 キョン「佐々木は」 佐々木「うん」 キョン「俺の」 佐々木「うん」 キョン「言うことを」 佐々木「うん」 キョン「なんでもきくつもりでいる……と?」 佐々木「そう書いてあるよ」 キョン「……そうか」 佐々木「……キョン?」 キョン「………………よしッッッ!!!!」 佐々木「!?」ビクッ!! 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/23(火) 22:37:44.32 ID:MZi4Yo6f0 キョン「じゃあまずは……」 佐々木「……ちょっと待ってくれないかキョン」 キョン「ん? どうしてだ?」 佐々木「どうしても何も……この状況はなんだい? 説明を請いたい」 キョン「なんの説明だ? 佐々木は一体なにが分からないんだ?」 佐々木「何って……いや、そうだね。うん……まずは」 佐々木「キョン、君は今何について思考を進めているんだい?」 キョン「そりゃもちろん、なんでも言うことをきくつもりでいる佐々木になにをしてもらおうかと思案していたところだ」 佐々木「……なるほど、分かった。じゃあ次の質問」 佐々木「君が読めと渡してきたこの本は……何なのかな?」 キョン「涼宮ハルヒの驚愕(前)」 佐々木「…………何なのかな?」 キョン「ラノベ」 佐々木「いや……うん、そうなんだけど。そうなのだろうけど……」 キョン「うーむ……メイド、バニー……魔女っ子……」 佐々木「キョン!?」 続きを読む