転載元 : https://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1563204138/ 1: 名無しさん@おーぷん 19/07/16(火)00:22:18 ID:3P0 ...それは、6月のある日のこと。 現場に少し早めについてしまい、プロデューサーと二人で時間をつぶすことになったときのこと。 こういった事は時々ある。 どこに行く?と聞かれたが、朝も早かったので選択肢もなく、少し年季が入った喫茶店を見つけ、そこに入ることにした。 プロデューサーはコーヒーが好きだ。 私はブラックじゃなければ飲める程度ではあるが、こういう所の雰囲気は嫌いではない。 ...趣味が合うというのはいいことだと思う。 席についてメニューを見て、プロデューサーにアイスココアがいいと伝えた。 プロデューサーは店員さんを呼んで...そして 「すいません。コーヒーフロートとアイスココアをお願いします」 2: 名無しさん@おーぷん 19/07/16(火)00:22:34 ID:3P0 ......正直驚いていた。 プロデューサーはかなりの確率でホットを頼む。 砂糖やミルクを入れることは殆どなく、砂糖を入れるところは全く見たことがない。 そんなプロデューサーがアイスコーヒー、しかもフロートなんて物を頼むとは思っても見なかったのだ。 3: 名無しさん@おーぷん 19/07/16(火)00:23:30 ID:3P0 「コーヒーフロートとアイスココアですね。アイスココアもフロートに変更出来ますが、どうなさいますか?」 「どうする?」 「...あ、えっと。大丈夫です」 「大丈夫です」 「かしこまりました。おまちください」 笑顔でカウンターの方に注文を通しにいく店員さんを見送る。 ...自分でもわからないけれど、何故か遠慮してしまった。 別に遠慮することなど何もないはずなんだけれど、こういうところが自分は保守的だな、と思う。 ―――――――― ―――― 続きを読む