転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1563107221/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/14(日) 21:27:01.77 ID:+XpYp/Fc0 隊長室 野明・遊馬「は?」 南雲「だから、さっき言った通りなんだわ。俺が後藤。あっちが南雲さん」ボリボリ 後藤「ちょっと後藤さん。その足、水虫じゃないんだからボリボリするのやめて頂戴」 南雲「あ、ごめんねしのぶさん…」 野明・遊馬「 」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/14(日) 21:42:12.98 ID:+XpYp/Fc0 数時間前 後藤「後藤さん、課長が明日話があるっていうけど、またなにかやらかしたんでしょ。まったく……」カキカキ 後藤(あら……?なにか急にいつもより、私の机が汚いような) 後藤(それに、無性に何だか足が痒くて) 後藤(……ん?なんだか…こう、口寂しいような) 南雲「またかあ……参っちゃったなぁ。課長のお説教は毎度毎度ながくってさぁ」 後藤「それは第2小隊が毎度毎度問題を起こすからでしょ。第1小隊まで新聞に……」 後藤(……後藤さん、いつもより声が高いわね。風邪でもひいたのかしら) 南雲「ねえ、しのぶさん」 後藤「なあに。いま、報告書を」 南雲「それより大変なんだってしのぶさん」 後藤「大変だってなにが……」チラッ 後藤「 」 南雲「しのぶさんさ、いま、俺になってるよね。ってことは多分、いま、俺はしのぶさんになってるよね。これ」 後藤「 」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/07/14(日) 21:54:16.77 ID:+XpYp/Fc0 後藤「た……確かに、私の目の前にいるのは間違いなく『私』だわ……。」 南雲「あはは~、ってことは俺たちさ、」 後藤「入れ代わってるわ……」 南雲「入れ代わってるよね」 後藤「まって。本当にまって。いくらなんだってこんなおかしなこと現実に起きるはずが……」 南雲「しのぶさん、現場の人間である以上、俺たちは現実から目を背けちゃ行けないよ。」 南雲「俺がしのぶさんでしのぶさんが俺なんだ。その現実をまず受け入れなきゃいけない。」 後藤「そ…そんなこといわれたって、後藤さん……私は眩暈が」 後藤「というより後藤さん、こんな中で良く落ち着いてられるわね。」 南雲「魑魅魍魎が渦巻く特車二課さ。何が起きてもおかしくないでしょ?」 後藤「後藤さん……」 南雲(……これがしのぶさんの身体かぁ) 続きを読む