転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1526158715/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/05/13(日) 05:58:35 ID:K2uTSIYU 古泉「それはマズいですね……」 キョン「やっぱりそうだよな?」 古泉「ええ。しかし涼宮さんは……あなたもご存知の通り、常識のあるお方ですから」 キョン「嘘松を真に受けることはない。……俺もそう願ってるよ」 古泉「ただひとつ懸念があるとすれば、彼女が嘘松を創作だと認識した上で、『それでもやっぱり面白い』と思い込んでしまうことでしょう」 キョン「なるほどね。たとえネタであっても、自分から進んでそういう類いのつぶやきをしないことを祈るばかりだぜ」 古泉「そういった意味では、涼宮さんがSNSを利用していないのは好都合でしたね。めっきり更新頻度が下がった公式HPへの書き込みにだけ注意しておきましょう」 キョン「…………あー」 古泉「?」 キョン「実はだな、古泉。お前には言ってなかったかもしれんが、ハルヒはツイッターを始めたんだよ」 古泉「ええっ! では嘘松も まとめサイト等を通してではなく、ツイッター上で直接 影響を受けているということですか?」 キョン「ああそうだ。純度100%のやつをな」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/05/13(日) 06:01:16 ID:K2uTSIYU 古泉「それはちょっと……厄介かもしれませんね」 キョン「今のところその手のツイートがないことだけが救いだがな」 古泉「……ところで、ツイッターはいつ頃から? ついこの間、あなたと二人一緒に携帯電話をスマートフォンへ機種変更しに行った、というお話はお聞きしましたが」 キョン「勝手な解釈をするな! 一緒にも何も、たまたま契約のタイミングが同じだっただけだ。ツイッターもその日から……」 古泉「ほう?」 キョン「……ハルヒの奴が『SOS団の公式アカウントを作るわよ!』とかなんとか言い出して、アイツと俺で共同アカウントを作ることになったんだよ」 古泉「共同アカウントですか……付き合いたてのカップルのようで微笑ましいですね」 キョン「うるさい、黙れ。お前とはもう口を利かん」 古泉「ちょっとしたジョークですよ。しかしそうなると、涼宮さんが面白半分に“嘘松ネタ”をつぶやいてしまうのも時間の問題……というところでしょうか」 キョン「それだけは勘弁してほしいがな。なんてったって…………」 古泉「ええ。涼宮さんには、自身の願望を実現させる能力があるーーー」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/05/13(日) 06:03:45 ID:K2uTSIYU キョン「ということは、だぞ」 古泉「はい」 キョン「電車の中でホモカップルがイチャイチャしたり、マナーの悪い高校生を叱ったOLが拍手喝采を浴びたり、自動車免許の教習所で真っ赤なパーカーを着たイケメンのお兄さんにばったり遭遇したり……なんてことが世界中で当たり前に起きるようになっちまうってことだろ!?」 古泉「そうですね。この世界の秩序は崩壊するでしょう」 キョン「やれやれ。本当に迷惑な奴だぜ……」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/05/13(日) 06:06:22 ID:K2uTSIYU ハルヒ「おまたせー!」 古泉「……噂をすれば、ですね」 キョン「タイミングがいいんだか悪いんだか……」 古泉「ところで、涼宮さんはツイッター……に限らず、スマホは頻繁に弄られるんですか?」 キョン「あぁ、そうだな。授業中もずっと俺にスタンプ爆撃を仕掛けてきやがる」 古泉「……おやおや。僕はノロケ話を聞きたかったワケではないのですが」 キョン「お前いい加減ぶっ飛ばすぞこの野郎」 古泉「アハハ、それは手厳しい。嘘松であることを願いますよ」 キョン「大マジだ。……というか、お前もスマホにしたらどうだ? そろそろガラケーも化石だろう」 古泉「我々の機関には、その“化石”のような人間も多いんですよ。連絡手段はシンプルであればあるほど良い」 キョン「言われてみればそうか……」 続きを読む