転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1380195835/ 1: ◆H4iwFNXQsw 2013/09/26(木) 20:43:55 ID:oz0os7JY ・サシャ「どうぞ、ご賞味ください」の続きです。変態注意 2: ◆H4iwFNXQsw 2013/09/26(木) 20:44:37 ID:oz0os7JY ―― 夜 調理場 ミーナ「ねえアニ、『滑らかになるまで』ってこれくらいでいいー?」マゼマゼ アニ「……うん、大丈夫。あとはこっちの布で絞ればできあがり」 ミーナ「へー……あまり聞いたことないお菓子だよね、これ」 アニ「栗きんとんって言うんだよ。これならあんたでも作れると思ってさ」キュッ ミーナ「ううっ……確かに私、料理は下手だし、これは簡単だったけど……」ムー... アニ「はい、できた。……味見する?」 ミーナ「あっ、食べたい食べたい!」アーン アニ「……そこまではしないよ」プイッ ミーナ「くぅっ……! いきなり距離を詰めすぎたか……ん?」 サシャ「……」ジーッ... 3: ◆H4iwFNXQsw 2013/09/26(木) 20:45:29 ID:oz0os7JY アニ「……」 ミーナ「……アニさんや」 アニ「何?」 ミーナ「なんか、調理台から顔だけ出してこっちを見てる何者かがいるんだけど」 アニ「妖精か何かでしょ」 サシャ「……おかしください」 ミーナ「あれれー? おかしいなー妖精さんの声が聞こえるぞー?」 アニ「奇遇だね。私にも聞こえるよ」 サシャ「妖精じゃないですよ、サシャですよ。サシャ・ブラウスですよ」ヒョコヒョコ ミーナ「だよねー」 アニ「知ってた」 サシャ「おかし! 私にもください!」キラキラキラキラ アニ「……つまみ食いしようとしなかっただけ偉いよあんた。成長したね」 4: ◆H4iwFNXQsw 2013/09/26(木) 20:46:16 ID:oz0os7JY ミーナ「サシャ、こんなところで何してるの? お菓子の気配でも感じた?」 サシャ「いえいえ、違いますよ。あったかーいお茶でも入れようかと思って、お湯をもらいにきたんです」 ミーナ「お茶? 一人で飲むなら、私たちのと一緒に入れてあげようか?」 サシャ「いえ、二人……じゃなくて、四人分なので自分で入れますよ」 アニ「四人? ……誰の分?」 サシャ「ライナーとミカサとエレンと私の分です。これから山岳訓練の打ち合わせなんですよ」 ミーナ「そっか、今回は自分たちでルート作らなきゃならないんだもんね。私の班は明日だけど……アニは終わった?」 アニ「私のところは昨日終わったよ。……ねえサシャ、あんたの班にはミカサがいるでしょ? 一緒に来なかったの?」 ミーナ「うん、四人分は流石に一人で運ぶんじゃきついんじゃない?」 サシャ「あー……えーっとですね……」モジモジ 続きを読む