転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1344505964/ 1: 1 2012/08/09(木) 18:52:44 ID:6QIN9ulk P「おはようございます」 律子「あ、プロデューサー。おはようございます」 P「おお律子。…あれ、音無さんは?」 いつもなら律子と一緒に声を掛けてくれる音無さんが、 今日は事務所に居なかった。 3: 1 2012/08/09(木) 18:54:17 ID:6QIN9ulk 律子「あぁ…小鳥さんなら今日はお休みみたいです」 P「そうなのか…まぁ音無さんもここ最近休んでなかったようだしな」 律子「それはプロデューサーもでしょう? 最近、いつ休みましたー?」 律子はそう言いながら俺に顔を近づけてきた。 P「おおぅ…えー…その、なんだ…」 いつ休んだか思い出そうとする…のだが、 いかんせん律子の顔が近い。 同僚とはいえ、律子も元アイドル。顔は整っているし、なによりー… P「…いい、匂いが…」 律子「…な…///」 4: 1 2012/08/09(木) 18:56:12 ID:6QIN9ulk つい口からこぼれたその一言は、近づいていた律子の顔を引っ込めて 代わりに気まずい空気を運んできた。 「…あの」 「えっとだな…」 言葉がかぶる。 「「先に…」」 また。 頬を赤くして俯いている律子は、 もうなにも語るまいとでも言うように口を結んでいる。 俺は意を決して口を開いた。 5: 1 2012/08/09(木) 18:57:06 ID:6QIN9ulk P「律子、ここじゃ何だし、ほら、ソファにでも座ろう」 何しろ俺はまだ入り口から数歩しか進んでないのだ。 律子「あ、はい…///」 俺は律子の横を通り抜け、ソファへと先に腰掛けた。 当の律子はまだ頬を赤くしてオドオドしている。 P「雪歩みたいだな…律子、ほら、おいで」 ぽんぽん、とソファを叩くと、ようやく律子は歩き出した。 律子「あの…プロデューサー?」 まるでこれからお説教を受けるかのような、 子供のような潤んだ瞳で、律子は俺の顔を覗き込んできた。 P「かわいい」 律子「ふぇ!?」 続きを読む