転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1385637648/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/28(木) 20:20:48 ID:Uk1RmHMA 進撃の巨人ss 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/28(木) 20:21:28 ID:Uk1RmHMA 猿「もう、結構前のことだなぁ」 僕はずっと山の奥に住んでいたんだ。 小さな小さな村があった。 ちょうどここと同じくらいの大きさの村かな。 僕のお父さんはその村一番のお医者さんだったんだ、生まれてからすぐに僕を引き取ってくれた。 ...? ああ、違う違う。 実のお父さんじゃないんだよ、僕は生まれてすぐ両親に捨てられてね。 猿「あ、そうだ。、...まぁ、良いか。まずはそう思ったまま話を聞いてくれよ。」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/28(木) 20:22:31 ID:Uk1RmHMA どこまで話したっけ...最近物忘れが酷くてね。 ああ、親に捨てられたって話か。 うん。 物心ついたときはその人が僕のお父さんだったね、事実を告げられたのは何歳のときだっけな...君らよりちょっと上だったと思うよ。 だけど悲しい気持ちはこれっぽっちも起きなかったんだ。 ...て、ちょっと、何でもう泣いてるんだい。 パパが居ないなんて考えられないか...ハハハ、可愛いね。 君のお父さんは僕の仲間だからね、いい子を育てたなぁ。 まぁ、悲しくなかった理由は本当の父さんじゃないにしてもとても優しかったからだ――――― 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/28(木) 20:23:13 ID:Uk1RmHMA 医者「37.5もあるな...具合は大丈夫か?何か食べたいものはあるか?なんかあればお父さん今すぐにでも...」 XX「大丈夫だって、しかもそれ微熱じゃん...もう心配しないでよ」 医者「いやいやいやいやいや、お前の事が第一だからな」 XX「だーかーらー、それやめてっていったじゃん。恥ずかしい」 医者「んん?反抗期か??いやー、親が苦戦する次期がやってきたな...ははは」 医者「大丈夫そうで安心したよ。お前は病弱だから...今日もゆっくり休んでいなさい」 XX「ん」 医者「じゃあ、父さん仕事いってくるぞ」 XX「いってらっしゃいー」 バタン。 XX「...ありがとう」 XX「しっかしいつ治る病気なんだか...本でも読もう」 XX「あー...でも外も行きたいなぁ、いつか」 続きを読む