転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1385637760/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/28(木) 20:22:40 ID:yAQH1WSs 完結してるので、一気に投下します。 短いです。 時間軸的には、ミカサがイェーガー家に引き取られて少したった頃と思ってください。 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/28(木) 20:23:51 ID:yAQH1WSs 「なんだよー本ばっかりじゃねえか」 「エレン、おじさんとおばさんに怒られる」 「うるせえな、告げ口するなよミカサ」 「…」 「何だよ母さんの言うことばっかり聞いて…あっ」 「何?」 「何だ母さんの化粧箱か」 「これは何?」 「は?…よく分かんねえけど、ほっぺたにつける粉だろ。母さんがいつもやってる」 「これは?」 「それは顔用の鉛筆だろ」 「鉛筆で何を書くの?」 「さぁ…あっ口紅だ!ミカサつけてみろよ」 「だめ。おばさんに怒られる」 「何だよ、つまんねえな」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/28(木) 20:34:16 ID:qnkR2eIg 「こっちは本ばっかりだなーアルミン連れてくれば良かった」 「…(化粧道具を片づけている)」 「何だこれ、薬箱か」 「…」 「あっ、これ舐めると喉が痛いの治るんだぞ!甘くておいしいんだ。ミカサいるか?」 「いい。今喉いたくない」 「何だようまいのに」 「うわ!これすげぇぞミカサ!心臓の絵だ」 「…(エレンが出した薬を戻してる)」 「?この青い所は血が青いのか?」 「知らない」 「何で怒ってんだよお前」 「エレンが出した物を戻さないから」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/28(木) 20:36:12 ID:qnkR2eIg 「…後で片づけるんだよ。それより椅子持ってきてくれ」 「何で」 「棚の上になんかあるだろ?あれ見てみようぜ」 「もうおばさん達が帰ってくる」 「だからアレだけ見て終わりにするんだって、早くしろよ」 「くそ、届かねえな…ミカサ、他に台になるものないのか」 「……ない」 「くっそ、おいミカサ、背中にのれ」 「え?」 「俺がお前を担ぐからお前が取るんだよ」 「…分かった」 「ふぐぐぐぐ」 「エレン、届かない」 続きを読む