転載元 : http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1561186543/ 1: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/06/22(土) 15:55:43.44 ID:WPHIiiA7 ようまり。 2: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/06/22(土) 15:56:21.00 ID:WPHIiiA7 この季節の雨は気まぐれだ。 長雨がずっと続いていたかと思えば、突然やんだり。 蒸し暑くて夏を予感させたかと思えば、冷たい雨を降らせて肌寒かったりで。 体感天気予報が特技の私だけど、梅雨の時期は天気の方が一枚上手ってことがよくあるんだ。 鞠莉ちゃんと一緒に帰った、あの日もそうだった。 3: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/06/22(土) 15:57:20.70 ID:WPHIiiA7 その日は朝から小雨が降ったり降らなかったりしていて。 はっきりしない空模様だったけど、午後はやんでいたから「家に帰るまではなんとか持ちそうかな」なんて思っていたんだけど。 私たちの淡い期待もむなしく、帰り道の途中でざーっと降られてしまった。 朝からの雨のおかげで、二人とも傘を持っていたのはよかったけど…やっぱり降らないに越したことはない。 曜「雨って、やだよね」 隣を歩く鞠莉ちゃんに、思ったままのことを伝えた。 4: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/06/22(土) 15:57:55.50 ID:WPHIiiA7 鞠莉「そうね。濡れちゃうし、気分も上がらないし」 曜「ねー」 鞠莉「でも…たまには悪くないわ」 ちょっと意外な反応だった。晴れと雨、鞠莉ちゃんなら断然前者が好きそうだったから。 鞠莉「曜は雨が嫌い?」 曜「うーん…嫌いってわけじゃないけど」 鞠莉「好きってわけでもない?」 曜「そんな感じかな」 鞠莉「ふふ、そっか」 続きを読む