転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1339585237/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/13(水) 20:00:37 ID:zGWyGkHM 【現代】 ~墓地 △△家ノ墓~ 「なかなか、来れなくてごめん。」 「元気にしてた?って変なこと聞いてごめん。」 「はは。謝ってばっかだね。」 広く青い空を見上げた。その空はすべてを包み込んでくれる。 『あの日から止まったまま…か。』 そう呟いて墓へと視線を落とした。 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/13(水) 20:03:33 ID:zGWyGkHM 【10年前】 ~男の部屋~ バタバタハタ ガチャッ! 幼馴染姉「男ー!!ランニング登校するんでしょ!起きなさーい!」ユサユサ 男「んー。んー。無理。」ゴロゴロ 幼馴染姉「あんた!あたし達をインターハイに連れてくって約束したじゃないの!」バシバシ 男「んだとしても、まだ5時30分だぞ?早すぎたろ…ったく。」ムクリ 幼馴染姉「あんたが、言ったんでしょ!今日から高3の4月!あと、3ヵ月位しかないから、毎朝走って行くって!」 男「記憶にない。寝る。」ゴロン 幼馴染姉「へぇ。あ、そう。なら、これを使うしかないわね。」水タップリバケツ 男「おはよう!姉!今日は良い天気だね!清々しいね!はははっ!」ガバッ 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/13(水) 20:06:38 ID:xR5q2fbE 幼馴染姉「寝惚けたこと言ってないで、早く準備する!着替える!」 男「分かったから。とりあえず俺の部屋から出ような?な?」 幼馴染姉「よし!じゃあ先に降りてるからねー!二度寝したら天空×字拳だからねー!」 男「おう。かかっこいや。」 幼馴染姉「チェストー!!!!」バッ! 男「起きてる!起きてるから!」ヒョイ! 幼馴染姉「ちっ。まぁ、いいわ。とりあえず早くリビングに来なさいよー!」タッタッタッ 男「ったく、何がしたいんだ。あいつは」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/06/13(水) 20:08:33 ID:xR5q2fbE ~リビング~ 男「おはよーございますー。」 幼馴染妹「あ、男。おはよぅ。」ニコ 男「おはよー。お前は姉と違っておしとやかで静かでいいな」ナデナデ 幼馴染妹「あぅ。そ、そんなことないよ。恥ずかしいからやめてよー」テレテレ 幼馴染姉「どうせ、あたしはガサツで女らしくないわよ。」 男「なんだ。やっと気付いたのか?」ニヤニヤ 幼馴染妹「そ、そんなことないよ!おねぇは、いつも明るくてか、可愛いよ!」 幼馴染姉「くぅー!あんたはいつも素直で可愛いねぇー!男、あんたも少しは見習いなさいよねー」 男「はいはい。俺はどうせ可愛いくねぇですよー。」 5: ◆xVcRi51VlU 2012/06/13(水) 20:10:48 ID:xR5q2fbE 幼馴染母「ふわぁ。あんたたち、毎日毎日、朝早くからうるさいのよ。」 男「あ、おばさん。おはようございます。」 幼馴染母「あん?なんだって??」ズイッ 男「い、いえ。御姉様。本日も大変お美しい限りです。」 幼馴染母「分かってればいいのよ。分かってれば。」ニコニコ 幼馴染姉「母さん、おはよー。」 幼馴染妹「お母さん、おはよぅ。」 幼馴染母「おはよーさん、あたしの天使達ー!」ギュウー! 幼馴染姉「か、母さん、苦しいってば!」 幼馴染妹「そうだよぅ。苦しいってばぁ!」 幼馴染母「んもう。姉も妹もいけずぅ。」 続きを読む