転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1560511787/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/14(金) 20:29:48.17 ID:SZ5haFlQ0 あさひ「う~ん……」 P「どうしたんだ? あさひ」 あさひ「あ、プロデューサーさん! おはよっす!」 P「ああ、おはよう。で、あさひはどうしたんだ? 何か悩んでる様子だったが……俺に手伝えることなら聞くぞ?」 あさひ「あ、それなら聞きたいことがあるっす! いいっすか?」 P「おう、なんでもこい」 あさひ「プロデューサーさんって、彼女いるんすか?」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/14(金) 20:30:54.14 ID:SZ5haFlQ0 P「……はい?」 あさひ「だから、プロデューサーさんって、彼女いるっす? あ、それとも彼氏さん? とにかく恋人! いるっすか?」 P「そ、それは……いない、が」 あさひ「? どうしてそんな変な顔してるんす? 苦いものを食べたときみたいな顔してるっす」 P「……あさひ。恋人がいるかどうかは、あんまり聞かないようにしような」 あさひ「なんでっすか?」 P「傷つく人がいるから、かな……」 あさひ「なんで傷つくんすか? でも、わかったっす。プロデューサーさんの言う通り、あんまり聞かないようにするっす」 P「そうしてくれ。……で、どうしていきなりそんなことを聞いたんだ?」 あさひ「……恋について知りたいんすよね」 P「恋?」 あさひ「はいっす! 恋って、すごいらしいじゃないっすか。だから、どんなものか知りたいんす!」 P「そういうことか……。少女漫画でも読んだか? いや、少女漫画だけじゃなく、色んな作品で……創作物だけじゃなく、どこでだって『恋愛は素晴らしい』ってことは言われてるか」 あさひ「そうなんすよね。でも、わたしは経験したことなくて……プロデューサーさんは、恋愛経験とかあるっすか?」 P「ぐっ……!」 あさひ「? どうしたんすか? プロデューサーさん」 P「……あさひ。恋愛経験があるかどうかも、あんまり聞かないようにしような」 あさひ「……? わかったっす」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/06/14(金) 20:32:19.15 ID:SZ5haFlQ0 P「ま、まあ、俺にも恋愛経験くらいある。それについての話ならできるぞ」 あさひ「ほんとっすか! さすがはプロデューサーさんっす!」 P「ははは。そうだろそうだろ」 P(……『恋した』経験ならあるからな。嘘じゃない) P(そもそも、あさひが聞きたいのは『恋をしたときの感情』だろう。なら、恋人がいたかどうかは……関係ない……はず……) あさひ「プロデューサーさん、どうしたんすか? なんか、また苦いものを食べたときみたいな顔してるっす」 P「な、なんでもない。そんなことより、聞きたいことがあるんじゃないのか?」 あさひ「それもそうっすね。早速っすけど、恋ってどんな感じなんすか? 気になるっす~!」 P「そうだな……うーん、どう表現すればいいか」 P「その人のことを考えるとドキドキして……胸があたたかくなったり、苦しくなったりして。ついその人のことを目で追っちゃったり、いつでもその人のことを考えるようになったりして……」 P「その人ともっと……ずっと一緒にいたい、って思うような気持ち……か?」 P(……こういうこと大真面目に言うと、なんか、恥ずかしいな) 続きを読む