転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1331547709/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/12(月) 19:21:49 ID:3DI7yMVQ ここはとある森の中。 赤ずきん「ランラランララン♪ランラランララン♪」 ノリノリの赤ずきんちゃんは、頼まれたドリキャスを持っておばあちゃんのお家に向かう途中です。 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/12(月) 19:22:52 ID:3DI7yMVQ 赤ずきん「ヒヒヒ♪ハハヒヘフッ♪」 教育テレビの番組テーマ曲を歌い終えると、赤ずきんちゃんの顔が急にシリアスになりました。 赤ずきん「今更シーマンをやりたいなんて、おばあちゃんもボケが始まったのかしら。」 頬に手を当て、困った顔で虚空を見つめます。 赤ずきん「私の名前も忘れちゃって赤ずきんなんて呼ぶし、そろそろ介護施設に入れる事も考えておかないと。」 はぁっ、と溜め息を吐く赤ずきんちゃんには、とても10歳とは思えない貫禄が漂っていました。 赤ずきん「考えても仕方ない、とりあえずドリキャスをおばあちゃんのお家に届けよう!」 サン!サン!サン!太陽のー光ー♪と今度は違う番組のOPを歌いながら、再びおばあちゃんのお家へ歩を進めました。 歌う曲は子供らしいのに、何が赤ずきんちゃんの精神をそこまで追い込んでしまったのでしょう。 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/12(月) 19:23:54 ID:3DI7yMVQ 一方その頃 「グヘヘ近年人間が山の動物を狩る量が増え食糧難に苦しむ俺はこの家のババァと孫を食う為の壮大な計画を立て今まさにその計画を実行しようと赤ずきんに変装し覚えた人間語を確認するように喋っているぜ。」 おばあちゃんの家の前で、一匹のウルフ金串(狼)が誰に言うでもなく情況説明をしていました。 人語は完璧にマスターしているようです。 続きを読む