転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1388510006/ 7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 19:38:17 ID:C2Y/1FFk 乗っとり。短い>>1が満足するできではないかもしれんが投下 ……… ある寒い日、スラムに赤ん坊が捨てられていた スラムでは捨て子なんて珍しくもない 娼婦が仕事のじゃまになり捨てた赤ん坊を人さらいが拾う 男なら労働力に、女なら娼婦になりまた繰り返される それだけのこと ただ、今回は少し話が違う とある人さらいは拾った赤ん坊を気まぐれに育てることにした なぜならその赤ん坊はまるで老人のようで “すぐに死ぬだろう”と思われたからだった 8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 19:40:02 ID:C2Y/1FFk 「んぎゃ!ほにゃ、んぎゃ!」 「…ミルクか。ヤギ乳もまた買いにいかないとな…ほらよ」 「んくっんくっ…」 「赤ん坊は存外丈夫なもんなんだな。なかなか死にやしねえ…ま、こいつが赤ん坊か怪しいもんだが」 「…そういいながら育てる俺も大概か」 「さ、仕事すっか。こんだけ寒いと早く拾わないと大事な商品が死んじまう」 「うーさぶさぶ、チビ、寝て待ってろよっと」 9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 19:40:47 ID:C2Y/1FFk 不思議と赤ん坊はなかなか死ななかった むしろ、歳をおうごとに元気になる気がした そして5年もすると歩けるようになった 記念としてリヴァイと名付ける 8年が過ぎたとき、人さらいは確信する “老人の姿から若返っている”と… 人さらいはリヴァイにいきる知恵をつけるように努めだす 続きを読む