転載元 : https://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1555941918/ 1: 名無しさん@おーぷん 平成31年 04/22(月)23:05:18 ID:vCB 自分美優Pなので総選挙応援いいすか 他にこんなん書いてます↓ 【モバマスss】青より蒼い群青【かこほた】 【モバマスSS】けれどきみはとおいとおい これらも自分のpixivにまとめてあるのでよかったらぜひ。 4: 名無しさん@おーぷん 平成31年 04/22(月)23:11:51 ID:vCB 「お疲れ様でした、美優さん。すいません、こんな遅くまで……」 「いえ、そんな……プロデューサーさんがわるいことなんて、ひとつもありませんから……」 時刻は午後9時30分を少し過ぎたあたり。撮影が少し長引いた分、みんなの顔に疲れがたまっているように見える。 共演の俳優さん、カメラマンさん、音響さん、メイクさん、監督さん、そしてプロデューサーさん。 11月の後半にもなれば、気候はもう冬だ。いくら九州に来ているとはいえ、肌寒く感じる夜もある。 プロデューサーさんが気を使って自分のコートを私にかけてくれているけど、私にはみなさんが気を使ってくれる分、プロデューサーさんはプロデューサーさん自身を大事にしてあげてほしい。 6: 名無しさん@おーぷん 平成31年 04/22(月)23:13:19 ID:vCB 『自分を大事にできない人間に、だれかを大切にすることなんて、できると思いますか?』 このセリフは、今撮影している映画での、私の台詞。確かにそうなのかな、ともおもえるし、そうじゃないかもしれない、とも思う。 自分がいちばん幸せにしなければいけない人間は、自分なんだと、学校の道徳の授業で教わった気がする。 自分のことをいちばんわかっているのは自分なんだから、だから、と。 でも、私のこれまでの人生を振り返ってみると、自分が自分のことをいちばんよくわかっているなんて言えない。 環境の変化の濁流に飲み込まれたとき。考えよう、なんとかしようとは思っても、日々をなんとかやり過ごすのに精一杯で、自分だけではどうしようもない。 私がそう思っていなくても、そう思わなければいけない状況に、何度も遭遇した。 でも、私はそこで「いいえ」と言えない私のことが、実は、とても嫌いだったことを、少なくとも私自身はわかっていなかった。 「嫌なものは嫌だ」と言えないことが、口に出さなくとも、口に出せない状況に身をおいていることが、ひとの心をあんなにも蝕んでいくなんて知らなかった。 7: 名無しさん@おーぷん 平成31年 04/22(月)23:13:41 ID:vCB 私をそこから救ってくれたのは、他でもない、プロデューサーさんだった。 見えない糸に縛られていた私に、「ほんとうは、そんな糸なんて無い」と教えてくれたのはプロデューサーさんだった。 澱んだ「空気」という常識から私を連れ出し、清白な月の下に導いてくれたのは、プロデューサーさんだった。 今の私があるのは、プロデューサーさんのおかげ。 月の下で舞うシンデレラになろうと思えたのは、プロデューサーさんのおかげ。 私のことを、私以上に知っている───魔法使いさんのおかげ。 続きを読む