転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456326514/ 1: ◆C2VTzcV58A 2016/02/25(木) 00:08:34.34 ID:m9fTYv7tO 未央「を、してあげたほうがいいんじゃないかな」 夕美「いきなりな提案だね……」 美嘉「なんかあったの?」 未央「ほら、プロデューサーって私達のプロデュースで毎日忙しいじゃん」 美嘉「うん」 未央「結婚適齢期なのに恋愛する暇なさそうじゃん」 夕美「うん」 未央「だから私達でなんとか力になれないものかと思ったわけですよ」 夕美「それで、私達がPさんの相手を見つけるってこと?」 夕美「確かに、彼女が欲しい、みたいな発言は定期的に聞くけど……私達が何もしなくても、Pさんなら自分に合った相手を見つけられるんじゃないかな」 2: ◆C2VTzcV58A 2016/02/25(木) 00:10:25.03 ID:m9fTYv7tO 美嘉「……いや、でもさ。そんな悠長なこと言ってる暇ないのかも」 夕美「え、どうして?」 美嘉「プロデューサーの頭的に考えると、ね」 夕美「頭?」 美嘉「具体的に言うと……おでこのあたり」 夕美「………あぁ」 美嘉「今納得したでしょ」 夕美「そ、そんなことは」 未央「本人には言いづらいけど、最近さらに生え際が後退守備してる気がする」 美嘉「そろそろ外野のフェンスにたどり着いちゃうかも」 夕美「そ、そんなに? 見た感じそこまでではないと思うんだけど……」 美嘉「そりゃあ、最近は本人も気にして前髪でおでこ隠そうと意識してるから」 未央「ちなみに、こちらが数日前に強風にあおられて前髪が吹きあがった時のプロデューサーの写真」スッ 夕美「………」 美嘉「今『え、こんなに?』って思ったでしょ」 夕美「そ、そんなことは………ある、かも」 3: ◆C2VTzcV58A 2016/02/25(木) 00:14:16.99 ID:m9fTYv7tO 夕美「というか、なんでこんな写真撮ってるのっ」 未央「だそうですが、あーちゃん」 藍子「すみません、つい」 夕美「撮ったの藍子ちゃんだったの!?」 藍子「はじめからPさんを撮ろうとしていたわけじゃないんです。普通に風景をカメラに収めていた時、風が吹いて……」 藍子「その時たまたまPさんがフレームの中にいて、たまたまシャッターに指がかかっていて」 美嘉「それで思わず撮っちゃったんだ」 未央「カメラマン魂が抑えきれなかったんだね」 夕美「この写真のこと、プロデューサーは?」 藍子「スーパーサイヤ人みたいでかっこいいって」 夕美「思ったより前向きだね」 藍子「あまりに綺麗に撮れているから、他の人に見せてもいいぞ、と」 美嘉「器デカっ」 未央「さすがはプロデューサー」 藍子「別にこんなの見られてもなんも思わん、俺ハゲてないし、と」 美嘉「……やっぱ気にしてる?」 夕美「あはは……この写真、これ以上広めないようにしよう?」 4: ◆C2VTzcV58A 2016/02/25(木) 00:17:18.62 ID:m9fTYv7tO 未央「というわけで、急いだほうがいいと思う」 美嘉「タイムリミットはハゲきるまで、か」 夕美「ほんとにやるの?」 未央「まあ、やると言っても、とりあえずプロデューサーと相性が良さそうな人の特徴を考えるだけだよ」 未央「それ以上はさすがに図々しいから、向こうから頼まれでもしない限りやりません」 夕美「なんだ、それくらいなら」ホッ 藍子「未央ちゃんは、なんだかんだで引くべきところは引く子ですから」 未央「意外と常識人なのだ、ははは」 美嘉「アタシは最初から、直接相手を探すだなんて思ってなかったけどね」 夕美「どうして?」 美嘉「だって……ねえ?」ジーー 未央「……な、なに? 美嘉ねぇ」 美嘉「ううん、なーんにも★」 藍子「なんだか気になる反応……」 未央「うぐ……さ、さあ! まずは年齢から考えてみよーっ!」 未央「プロデューサーに似合うのは、年下の人か年上の人か!」 未央「はい、ゆーみんどうぞ!」 夕美「えっ、私? そ、そうだなぁ――」アタフタ 続きを読む