転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1399026984/ 1: アナアキ ◆IYbi.dCFgs 2014/05/02(金) 19:36:24 ID:Lu4X8sJ2 僕は好きな人がいた その人はいつも笑わない 僕は彼女に聞いてみた『なぜ笑わないの?』って すると彼女は 「私には感情が無いから……」 って答えた。感情が無いと言う彼女の目はとても悲しそうに見えた。 だから僕はそんな彼女に好かれたくて心にもないことを言った『感情なんて要らない』と 2: アナアキ ◆IYbi.dCFgs 2014/05/02(金) 19:47:16 ID:Lu4X8sJ2 その後に続いて僕は『僕のをあげられるなら、君にあげたい』と言った すると感情の無いはずの彼女は、とても驚いたような目をしていた 僕はこの時気づいた 彼女は感情が無い訳じゃないって事に ただ感情に気づいていないだけだって事に その後彼女は 「……ならちょうだい」 って言った。僕はこの時に、彼女が感情に気づいていないだけだって事に、確信を持った 僕は彼女に感情と言う物を教えるために『じゃあ君に僕の感情をあげる』って言った すると彼女は僕に付いて来るようになった お昼の時も、帰りの時も 僕は彼女といるときが一番幸せだった 4: アナアキ ◆IYbi.dCFgs 2014/05/02(金) 19:54:47 ID:Lu4X8sJ2 それからしばらくすると彼女は笑うようになった ようやく自分の感情に気づいたようだった それからと言うもの彼女はよく表情を変えて見せた 泣いたり、笑ったり、怒ったり、笑ったり…… 僕は彼女の笑顔を見る度に『僕はやっぱり彼女のことが好きだ』って事を実感した しかし幸せの時はそう長くは続かなかった 続きを読む