転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1391184293/ 1 :1 2014/02/01(土) 01:04:53 ID:8sTSf8hY ネタバレはおそらくない。 2 :1 2014/02/01(土) 01:05:34 ID:8sTSf8hY ▼ たとえばぼくが、きみのように強い人だったら ぼくたちはずっと仲良しでいられただろうか。 たとえばぼくが、きみのように優しい人だったら ぼくたちは分かりあうことができただろうか。 3 :1 2014/02/01(土) 01:06:54 ID:8sTSf8hY たとえばぼくが、きみに想いを伝えていたなら ぼくたちは一生を一緒に過ごしただろうか。 たとえばぼくが、本当のことをきみに話していたなら きみはぼくのことを笑って許しただろうか。 4 :1 2014/02/01(土) 01:07:36 ID:8sTSf8hY きみは言ったね。 ぼくはすごいやつだって。 でもそれは、本当のぼくを知らなかったからだよ。 きみは言ったね。 ぼくはいい人だって。 でもそれは、ぼくの気持ちを知らなかったからだよ。 5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/01(土) 01:08:11 ID:8sTSf8hY ぼくは苦しかった。 自分で選べない辛さ。 やりたくないことばっかり、やらなければいけない苦しさ。 でもそれ以上に、ぼくは弱かった。 どうしようもなく弱くて、抗うこともできなくて、 それからぼくは、逃げたんだ。 どうしようもなくて、自分の気持ちから逃げたんだ。 6 :1 2014/02/01(土) 01:08:52 ID:8sTSf8hY 逃げるのは簡単だった。 自分は悪くない、自分は悪くないって思いこんで。 しょうがない、しょうがないことだって言い訳して。 たくさんのひとに迷惑をかけて、 それからたくさんの人を── 続きを読む