転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1326540537/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:28:57 ID:yrsSNGSc 今日見た変な夢、または昔見た印象に残った夢なんかを書き起こして晒すスレです 自分の夢の文章化、描写の練習に使ってください ただ一人による独占はやめましょう、いろんな人の夢の中身が見たいです 感想とか夢診断とか一言もらえるとありがたいです では私から 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:29:52 ID:yrsSNGSc 車が交差点を左に曲がると舗装されていない道に出た。 ぐらぐら揺れながら坂道を下ってゆくと 右側に停めてある黒い車と掠る程度の接触をした。 車を横切る際に小さな衝撃と、鉄と鉄とが擦れる小さな金切り音を聞いた。 車は停まった。 自分は車を降りた。運転手は降りなかった。 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:30:42 ID:yrsSNGSc 地面は黄土色で固く、乾燥し、荒れ果てていた。象の足跡を思わせる小さなクレーターがあり、 その周りには無数の凸凹が連なっていた。足でその凹凸を蹴り崩すと、想像通りに固かった。 明治時代の建築様式を思わせる、古い銀行のような建物が目の前に建っていた。 入り口は神殿のような縦筋の入った円柱で挟まれ、エントランスと地面は8段ほどのステップで 扇状に結ばれていた。 扉は白い格子の入ったガラス扉に白い把手が水平に付いたもので、観音開きで開く扉だ。 5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/01/14(土) 20:32:37 ID:yrsSNGSc 建物はそれ一棟しか無かった。 その銀行を中心としてこの空間はY路路になっており、左の道は光が当たり、右の道は青暗かった。 右の道の先には暗い森が見え、暗いがゆえに足がすくみ、左の道を選んだ。 左の道には先程接触した黒い車が車道を斜めに横断する形で雑に停められていた。 その車に近付いて見てみると、大正時代に登場した、ずんぐりしたビートルに似たような形で、相当に古い型と見うけられた。 しかもそこら中に黄色い砂が付着し、数年間放置されているようだった。 数年間放置されていると感じたのは砂の下から見える黒いボディにはまだ清潔な輝きが残っていたからである。 続きを読む