転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445356445/ 1: ◆C2VTzcV58A 2015/10/21(水) 00:54:06.03 ID:FH+FZhss0 梨沙「またありすが新たなイチゴ料理を生み出したっていうの?」 飛鳥「いや、作ったのはボクだ」 心「えぇ……飛鳥ちゃん、いつの間にイチゴ教に……」 飛鳥「勘違いしているようだけど、ボクがそれを作ったのは小学生の頃の話だよ」 飛鳥「それとありすの名誉のために言っておくけど、彼女だってなんでもかんでもイチゴを混ぜるわけじゃない」 飛鳥「失敗を反省し、次に活かすことのできる賢い子だからね」 梨沙「まあ、アタシと同い年の割には物知りよね」 2: ◆C2VTzcV58A 2015/10/21(水) 00:56:32.52 ID:FH+FZhss0 心「それで、イチゴチャーハンって?」 飛鳥「あれは5年……いや、6年前の夏休みだったか。両親が共働きな都合上、家にいる時の昼食は自前で用意することが多かった」 飛鳥「当時から子ども扱いされることを嫌っていたボクは、料理くらいひとりでこなしてみせると息巻いたものさ」 梨沙「小学生の飛鳥かぁ。絶対生意気ね、うんうん」 心「キミは人のこと言えないぞ☆」 4: ◆C2VTzcV58A 2015/10/21(水) 00:59:14.97 ID:FH+FZhss0 飛鳥「本を読んだり母親に質問したりしながら、簡単な料理ならさほど労せず作れるようになってきた頃のことだった」 あすか(8歳)『毎日チャーハンを作るのもあきてきたなー』 あすか『おいしいけど、さすがに同じものばっかり食べるのは、えっと……そう、単調で趣に欠ける、よね』 梨沙「すでに難しい言葉を使いたがるクセが出始めてるわね」 心「ていうか毎日チャーハンって、簡単な料理(チャーハンだけ)ってことかよ☆」 5: ◆C2VTzcV58A 2015/10/21(水) 01:01:52.64 ID:FH+FZhss0 飛鳥「そういうわけで、ボクは新たなセカイを求め冷蔵庫を漁り、おいしそうなイチゴがあることに気づいた」 飛鳥「チャーハンはおいしい。イチゴもおいしい。混ぜてもきっとおいしいという究極の方程式のもと、ボクはイチゴチャーハンという料理を完成させていた」 心「フツー小学生でも混ぜちゃダメなものくらいわかると思うけど……」 飛鳥「まあ内心悪い予感はしていたが、当時からボクは自分の目で見たものしか信じないタチだったものでね」フッ 梨沙「なんかカッコつけてるけどただのバカだと思う」 続きを読む