転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1388935259/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/06(月) 00:20:59 ID:pcvvyduU 女騎士「姫様の髪を…その艶やかな美しい髪を触らせてはいただけないでしょうか!」 姫「ど、どうしたの急に…」 女騎士「どうもこうも願望を述べているだけです!触らせてください!」 姫「お断りします」 女騎士「なぜです!」 姫「髪は女の命といいますでしょう?気安く他人に触れさせるものではないのですよ」 女騎士「し、しかし!」 姫「しかしもへったくれもありませんわ、いけないものはいけないのです」 女騎士「むう…わかりました…」 姫「よろしい」 女騎士「……」ジーッ 姫「そんなに見つめてもだめですわよ?」 女騎士「み、見つめてなど!」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/06(月) 00:22:05 ID:pcvvyduU 姫「そんなことよりも、そろそろ剣の鍛錬の時間でしょう?いかなくてよいのですか?」 女騎士「なっ、もうそんな時間ですか!?騎士長にどやされてしまう…!」 姫「いってらっしゃい、応援しているわよ?女騎士」 女騎士「ひ、姫様…なんとありがたいお言葉…!」 女騎士「それでは、失礼いたします」 姫「はあい」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/06(月) 00:22:46 ID:pcvvyduU 姫「くっ…ふう…!かわいい…なんてかわいいのあの子は…!」 姫「先月は胸、その前は脚、さらにその前はお腹…」 姫「とにかく私に触りたがってくるのがかわいくてかわいくて仕方ありませんわ!」 姫「はあ…それだけでもかわいいけれど、そのお願いを断った時のしゅんとした表情…」 姫「あれは…あれは反則ですの…あまりにもかわいすぎてもうとろけそうに…」 姫「やはりあの娘を直属の騎士に任命したのはあのかわいらしさがあってこそですからね」 姫「毎日毎日私の部屋に足を運んでくるのがかわいくてかわいくて仕方な――」 ガチャッ 姫「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/06(月) 00:24:05 ID:pcvvyduU 女騎士「姫様!ふたたび失礼いたします!」 姫「は、ははははははひ!は、はは入ってよろしくてよ!」 女騎士「…?何を動揺なさって…」 姫「ど、動揺ですって!?動揺も緊張もしていませんわ!」 女騎士「は、はあ…」 姫「と、ところで、何をしに?」 女騎士「えっと…あ、あった」 女騎士「すみません、私としたことが…姫様のお部屋に、大切なお守りのペンダントを忘れてきてしまいまして」 姫「そ、そう…なんなら後ででもよかったのに」 女騎士「いえ、そうはまいりません これは戦死した父の形見…これがなくては剣の鍛錬にも身が入らないので」 姫「そ、そんなにも大切なものなのですね…なら仕方ないですわね」 5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/06(月) 00:24:41 ID:pcvvyduU 女騎士「はい、それに…私のような者の所有物をいつまでも姫様のお部屋に置いておくわけにはいきませんので」 姫「気にすることないですのに」 女騎士「そのお言葉とお気持ちで十分でございます、それでは失礼します…あっ」 姫「どうかしました?」 女騎士「いえ、大したことではないのですが…最近剣の鍛錬の間に、私の部屋のものがよくなくなるんです」 姫「…そ、そうなの?それは大変」 女騎士「なくして困るほどのものはないので平気ではあるのですが、もし見つけたら私にご連絡ください」 姫「わ、わかりましたわ」 女騎士「それでは」 バタン 続きを読む