転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1460120435/ 1 :しぃな ◆CB7w5rWLD6 2016/04/08(金) 22:00:35.83 ID:Ft+0W5xV0 数日前 プラウダ高校 隊長室 カチューシャ「ノンナ、お菓子!」 ノンナ「ダメですよ、さっき食べたばかりです」 カチューシャ「もう! 何度も言ってるじゃない! 私が出してって言ったら出すの!」 ノンナ「……分かりました。今すぐに用意します」 ガチャッ パタン ノンナ(カチューシャ様はバイカル湖より深い思慮と、ウラル山脈より高い理想をお持ちです) ノンナ(が、少々痛い目にもあってもらわないとこれでは困りますね……はぁ……) ノンナ(ワガママなカチューシャ様を受け入れるのは個人的にはいいですが、限度もあります) ノンナ(しかし。教育は私以外では務まりそうもありませんし、私も甘いですからね……) ノンナ(何かいい手はないでしょうか……) ノンナ(おや? 廊下にチラシが……) 『お子様を持つお母様に大人気! ワガママな子供に一泡ふかせよう!』 ノンナ(これです!!) 前スレと関係あるかは尻ません。 前スレ:みほ「ごめんね、エリカさん。さようなら、逸見さん」【ガルパンSS】 2 :しぃな ◆CB7w5rWLD6 2016/04/08(金) 22:01:55.61 ID:Ft+0W5xV0 1週間後 プラウダ女子寮 ノンナの部屋 ノンナ(やっと届きましたね、お子様躾セット) ノンナ(発送元が……大洗ですか、なるほど道理で時間がかかったワケですね) ノンナ(大洗といえば、みほさん達は元気でしょうか、まぁそれはおいといて……)チラッ ノンナ(しかしこんな怪しいセットを売ってるなんて……大洗もすごいところですね) ノンナ(さて。箱には小瓶と説明書。どんな手で一泡ふかせるんでしょう。このくすりの使い方は、と……) ノンナ「まさか、これは……!! これは、すごい薬です……なるほど、なるほどですね……」 ノンナ「ふふ、早速使いましょうか、カチューシャ……! フフフフフ」 ノンナ「しかしこれを飲ませる方法を考えなくては。バレずに、怪しまれずに飲んでもらう方法を」 ノンナ「これは決して私利私欲のためではありません。プラウダに誓って」 ノンナ「……」ヨダレダバー 3 :しぃな ◆CB7w5rWLD6 2016/04/08(金) 22:02:23.34 ID:Ft+0W5xV0 夜 プラウダ女子寮 カチューシャの部屋 カチューシャ「ふぁぁ……眠たくなってきちゃった……」 ノンナ「ホットミルクはどうされます?」 カチューシャ「今日は要らないわ、もう寝る」 ノンナ「いけません!! なんとしても飲んでくださいカチューシャ」ズイッ カチューシャ「えぇ、なんでそんなに勧めるのよ、今日のノンナは強引ね」 ノンナ「このミルクは特別に取り寄せた薬をいれてあるのです」 カチューシャ「くすり? なおさら要らないわ」 ノンナ「ダメです。苦くありませんから、さぁ飲んでください」 カチューシャ「イヤよ。そもそも何の薬なのよ」 ノンナ「背が伸びやすくなる薬が入ってるんです!!」 カチューシャ「仕方ないわねぇ……飲んであげるわ」 4 :しぃな ◆CB7w5rWLD6 2016/04/08(金) 22:02:55.13 ID:Ft+0W5xV0 カチューシャ「ごくごくごく……」 ノンナ「カチューシャ、こぼれてます……」フキフキ カチューシャ「ふぅ、ごちそうさま。でもどうして急にこんな薬を持ってきたのかしら」 ノンナ「それは、背が高くなって欲しいと願いを込めて、」 カチューシャ「そうそう。これ、効かなかったらシベリア送り25ルーブルだから」 ノンナ「……」 ノンナ「これは私からでなく……同志ニーナから貰いました」 カチューシャ「ニーナ? 私よりちょーっと背が高いからって、生意気ね!」 カチューシャ「この私を煽るだなんて、どっちにしろシベリア送りよ!」 ノンナ(同志ニーナ、これもプラウダのため……) ニーナの部屋 ニーナ「へっぶしぃっ!」 続きを読む