593 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2019/03/18(月)13:09:04 ID:M1V 小学生の時、帰宅すると台所に姉がいた。 年の離れた姉は普段は一人暮らしをしていて滅多に帰ってくることはない。 声をかけたが反応がなく、近づいてみると台所においてある踏台に座り込んで何か食べている。 よく見ると髪はぼさぼさで目の下はクマだらけ。タンクトップの上に半纏を羽織って もふもふしたパジャマのズボンだけはいていた。 姉はおしゃれな人で普段は家族の前でもきっちりしていたのですごく異様だったのを覚えている。 もう一度声をかけると俺を見上げながら「〇ちゃん(兄の名前)もねぎとろたべる?」と抑揚のない声できいてきた。 差し出されたそれは丼ではなくガラスボウルに生肉が入ったものでますます怖い。 そのうちに兄が帰宅。肉を吐かせて救急車呼んで親に連絡をしてくれた。 俺はどうしていいかわからずにずっと泣いていたと思う。 幸い姉は入院させられて2年ほどしたある日、突然こちらの世界に帰ってきた。特に問題もなくそれから10年が経った。 小学生だった俺は大好きな姉が突然変わってしまったのが衝撃で、正直今でもびくびくしてる。