転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488901052/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/08(水) 00:37:32.97 ID:tIyFmDss0 ※注意事項※ このSSはアイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。 続き物ですので、過去作(【モバマスSS】あやかし事務所のアイドルさん【文香(?)】、【モバマスSS】続・あやかし事務所のアイドルさん、【モバマスSS】続々・あやかし事務所のアイドルさん)を先に読んでいただければ幸いです。 登場するアイドルの多くが妖怪という設定になっております。 それでも構わない、人外アイドルばっちこい!という方のみご覧下さい。 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/08(水) 00:38:12.64 ID:tIyFmDss0 むかしむかし、ある所に文香というアイドル見習いの妖怪少女がおりました。 ひょんなことからスカウトされ、寮での新生活やレッスンにも慣れてきた文香ですが、いよいよアイドルデビューする日が近づいてきました。 今回はそんな文香の初めてのステージのおはなしです。 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/08(水) 00:38:42.25 ID:tIyFmDss0 あやかし事務所のアイドルさん 第4話:プロローグのエピローグ 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/08(水) 00:40:01.41 ID:tIyFmDss0 晴れてアイドルデビューが決まった文香でしたが、すぐに何かが変わるわけではありません。 デビュー曲のデモを聞かせてもらい(しっとりとした中に晴れやかさのある素敵な曲でした)、明日以降のレッスン予定などを確認した文香は、まだまだ仕事があるというプロデューサーやこれからラジオの収録があるという奏と夕美に見送られ寮へと帰りました。 「ただいま帰りました……?」 いつもはリビングから誰かの『おかえり』が返ってくることが多いのですが、今日は返事がなく、それどころか電気もついていません。 不思議に思いながらリビングの電気をつけた文香に、轟音と色とりどりの何かが襲い掛かりました。 5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/08(水) 00:41:17.07 ID:tIyFmDss0 パーン!パパーン!パパパーン!! 「っ!?!?」 『おめでとー!!』 明るくなったリビングにはアイドルたちがクラッカーを持って待ち構えていました。 どうやら妖術を使って闇に潜んでいたようです。 能力の無駄使いのようですが、遠くのリモコンを蔦で取ったり、氷点下の冷気でジュースからシャーベットを作ってみたりと、妙に洗練された無駄使いはこの寮では割とよくある光景だったりします。 「夕美チャンから話は聞かせてもらったにゃ!デビュー決定おめでとうなのにゃ!」 「お祝いにケーキを買ってきましたので…文香さん?」 文香は電気のスイッチに手をかけた状態で凍り付いています。 とてとてと近づいた芳乃が頭にかかっているカラーテープを取ってあげつつ顔を覗き込むと、文香は目を回していました。 「きゅぅ……」 「ふむー、気を失っておりますなー」 それを聞いたみんなは慌てて文香をソファーへ運ぶのでした。 続きを読む