転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1398503567/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 18:12:47 ID:zNIgFgTY ~円環の理の世界~ まどか「はぁ~~」 さやか「まどか、どうしたの?ため息なんかついちゃって」 まどか「さやかちゃん・・・。あのね、ほむらちゃんがずっとさびしそうにしてるの」 さやか「へー、あのほむらがねぇ」 まどか「うん。いつもいつも『まどかぁ』って1人のときに言ってて、よく泣き出しちゃったりしてるの。わたしのせいだよね・・・。ほむらちゃんを、置いて行っちゃったから」 さやか「なんかもう、ほむらは相変わらずだな~」 まどか「ほむらちゃん、会いに行きたいなぁ・・・」 さやか「(まどか、ほむらのことが心配なんだよね)・・・よし!まどか、今日一日だけほむらのところに行ってきなよ!」 まどか「え!? でも、魔法少女のみんなを導かないと・・・」 さやか「だったら、まどかの力を少し置いていってよ。あとはあたしたちで何とかするから」 まどか「さやかちゃん・・・」 さやか「おーい、なぎさー」 なぎさ「なんですか、さやか?」 さやか「これからまどかは、ほむらに会いに行くから。その間、あたしたちで魔法少女を導きに行くよ」 まどか「わかったのです。まどか、思う存分楽しんでいくといいのです。あと、チーズのお土産がほしいのです」 さやか「空気読めって!」 まどか「ウェヒヒ ありがとう、2人とも。じゃあ私の円環の理の力を置いていくね。はぁぁ!」 ポンッ チビまど「まど、まどまど、まど!」 まどか「わたしの分身みたいなものだよ。小さいけど、力は元々の私と大差ないはずだよ。でも、何かあったらすぐに呼んでね」 さやか「何もないようにするよ。じゃ、今日が終わる前くらいに迎えに行くよ」 さやか「いってらっしゃい、まどか」 なぎさ「いってらっしゃいなのです」 まどか「うん、2人とも本当にありがとう!いってきまーす」スウゥゥ さやか「・・・行っちゃったね、まどか」 チビまど「まど、まどど!まどど!」 さやか「おっと、さっそくですかな。じゃあ行くよ、なぎさ!」 なぎさ「はいなのです」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 18:17:33 ID:zNIgFgTY まどか「見滝原に来るの久しぶりだなぁ。それじゃあ早速、ほむらちゃんに会いに行こう」 ~ほむホーム~ ほむら「はぁ・・・。まどか、あいたいよぉ、まどかぁ」グスン・・グスッ まどか(ほむらちゃん、会いに来たよ) (今までさびしい思いをさせちゃって、ごめんね) まどか「ほむらちゃん」スゥゥ ほむら「!!? まど、か・・・?」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 18:19:45 ID:zNIgFgTY まどか「そうだよ。わたしだよ、ほむらちゃん」 ほむら「ほんとうに、・・・グスン、まどか、なのね。あ、あいたかっ、たよぉ、 まどかあぁああ!」ギューー それからほむらちゃんは、しばらくの間私に抱きついて泣いていました。わたしは そんなほむらちゃんをやさしく抱いて、頭をなでてあげることぐらいしかできませんでした。 ずっとさびしい思いをさせちゃって、ごめんね・・・。 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 18:21:55 ID:zNIgFgTY ほむら「・・・ごめんなさい。来てくれてそうそう、迷惑をかけてしまったわね。 そしてありがとう、まどか」ニコッ まどか「ううん。わたしのほうこそ、ほむらちゃんを残していっちゃって、ごめんね。 ほむらちゃん、ずっとさびしそうにしてたから、何とかほむらちゃんに会いに来たの。 でもわたしは、今日中しかここにいれないの。またお別れしなくちゃいけないの。 また、さびしい思いをさせちゃうよね・・・」 ギュウゥ まどか「ほむら、ちゃん?」 6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 18:23:50 ID:zNIgFgTY ほむら「まどか。私はね、まどかが会いに来てくれて、一日中まどかと一緒にいられるだけで、 とっても嬉しいし、十分幸せよ」 まどか「ほむらちゃん・・・!」 ほむら「まどか、会いに来てくれて本当にありがとう。それじゃあ折角まどかが来てくれたんだから、 思う存分楽しみましょう」ニコッ まどか「うん!・・・そうだ!ほむらちゃん、お願いがあるんだけど・・・」 7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 18:38:24 ID:zNIgFgTY まどか「あのね、ほむらちゃんの手料理が食べたいなって」 ほむら「私の手料理でよければ、いくらでも食べさせてあげるわ。待ってて。すぐに作るから」 まどか「じゃあわたしも一緒に行く!少しでもほむらちゃんと一緒にいたいもん!」ダキッ ほむら「まどか・・・、ありがとう。じゃあ一緒に行きましょう」 まどか「うん!」 それからまどかは、料理中ずっと私に抱きついていた。こうしてまどかに会って、 まどかに触れることができるなんて、夢みたいだった。 ・・・本当に、幸せな、夢のようだった。 続きを読む