転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1484987980/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/21(土) 17:39:40.38 ID:1Ww78WmH0 ※注意事項※ このSSはアイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。 続き物ですので、前作(【モバマスSS】あやかし事務所のアイドルさん【文香(?)】)を先に読んでいただければ幸いです。 登場するアイドルの多くが妖怪という設定になっております。 それでも構わない、人外アイドルばっちこい!という方のみご覧下さい。 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/21(土) 17:40:34.27 ID:1Ww78WmH0 むかしむかし、ある所に人の記憶を食べる一匹の妖怪がおりました。 名前を文香といいます。 自分でつけた名前ですが、彼女は自分の名前が結構お気に入りでした。 記憶を食べたり、それを纏めた本を読んだりしながら何百年間も過ごしてきた文香でしたが、ひょんなことからアイドルにスカウトされてしまいます。 それだけでも驚きですが、なんとその事務所のアイドルたちはみんな妖怪だというではありませんか。 今回は文香と個性豊かな、豊かすぎるアイドルたちとの出会いのおはなしです。 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/21(土) 17:41:04.58 ID:1Ww78WmH0 あやかし事務所のアイドルさん 第2話:文香と愉快な仲間たち 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/21(土) 17:42:11.40 ID:1Ww78WmH0 アイドル見習いとして事務所にやってきた文香。 期待と不安に胸を膨らませる彼女を迎えたのは、プロデューサー(歯形付き)と少しむくれている少女(自称狼女)でした。 「おはようございます文香さん。予定よりも少し早い到着ですね、いいことです。今日はアイドルとして活動を始める前に、何点か確認をさせて頂こうと思います」 昨日も使った応接室に入ると、プロデューサーは乱れた着衣を整えて何もなかったかのように挨拶をしました。 「おはようございます。あの……傷は大丈夫ですか?」 なかったことにはできませんでした。 「…はい、問題ありません。慣れていますから」 「手加減はしましたから大丈夫ですよ。甘噛みです」 「加害者が言うな。それに少しとはいえ血が出たんだが…」 「久しぶりだったのでつい…そんなことより文香さんが置いてけぼりですよ、確認事項はいいんですか?」 「…んんっ、失礼しました。いくつか質問をさせて頂きます。答え難いことはノーコメントでも結構ですので」 「は、はい、分かりました。よろしくお願いします」 続きを読む