転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432987397/ 1: ◆ty.IaxZULXr/ 2015/05/30(土) 21:03:27.36 ID:/pd5IDiX0 あらすじ その歌が絶える時に、答えは出る。 注 IMCG第6話 前話 島村卯月「IMCG・花の命は短くて」 設定はドラマ内のものです。 それでは、投下していきます。 2: ◆ty.IaxZULXr/ 2015/05/30(土) 21:04:40.23 ID:/pd5IDiX0 序 この歌は届かない。 家路を急ぐ人々を眺めていた。 アタシに気づいた女の子が、こちらへと歩いてきた。 女の子は転んだ。 痩せた小さな体が持っていた荷物が道に散らばった。 大丈夫か? ……うん、大丈夫。 両手がふさがってると危ないぞ。 心配してくれて……ありがとう。 荷物を慌てて拾う姿を、ただただ眺めていた。 これ……あげるね。 ありがとよ。 ばいばい……またね。 ああ……気をつけて帰るんだぞ。 やがて、小さな背中も人並みに消えていく。 ただただ茫然と、アタシは立ち止っている。 3: ◆ty.IaxZULXr/ 2015/05/30(土) 21:09:13.69 ID:/pd5IDiX0 OPテーマ HEATS UP!! 歌 若林智香・真鍋いつき・斉藤洋子 1 IMCG・ドック 木場真奈美「新システム?」 西島櫂「導入プラン?」 西島櫂 大学生。シュリンク6、ドルフィンのパイロット。家事の負担が減ったので、寮生活は快適とのこと。 木場真奈美 IMCGの職員。シュリンク4、ウルフのパイロット。料理上手。 高峯のあ「ええ……」 池袋晶葉「具体的な内容も決まってはいない」 池袋晶葉 IMCGの技術主任。中学校には真面目に通っている。 高峯のあ IMCG技術職員。履歴書の経歴を見ても謎が残る。 梅木音葉「……あの」 梅木音葉 シュリンク5、ディアーのパイロット。全てのセンサー類を自身の神経と接続し、飛行体であるディアーとフォーンビットを操る。 一ノ瀬志希「なにー?音葉ちゃんも新しいの欲しいの?」 一ノ瀬志希 IMCG技術職員。専攻は一応化学のはず。 音葉「いえ……何が対象なのかと」 晶葉「対象は、ウルフとドルフィンだ」 のあ「ウルフに関しては、兵装の拡充のみよ……」 真奈美「使い勝手が良ければ構わない」 志希「簡単に言うと、手持ちの小型銃だね~」 晶葉「あくまでサブオプションだ。内蔵兵装を上手く活用してくれ」 真奈美「わかってるよ」 櫂「と、いうことは」 晶葉「ああ。ドルフィンの改造が主だ」 4: ◆ty.IaxZULXr/ 2015/05/30(土) 21:10:42.12 ID:/pd5IDiX0 2 某雑居ビル3F 相川千夏「ただいま戻りました」 仙崎恵磨「おつかれっ!」 相川千夏 雑誌記者。落ち着いたメガネのレディ。 仙崎恵磨 千夏の同僚。落ち着かないベリーショートの女子。 千夏「デスクは?」 恵磨「取材。おかげで、デスクワーク中」 千夏「甲府か山梨市あたり?」 恵磨「惜しい!勝沼だって、新酒にはまだ早いし」 千夏「取材、なのよね?」 恵磨「それは間違いないよっ」 千夏「評判いいものね……」 恵磨「千夏はどうだったん?」 千夏「何も」 恵磨「結局、ピンクの箱の正体はわかったの?」 千夏「全然。IMCについては何もわからない」 恵磨「妙に攻撃までの時間があった理由はわかったん?」 千夏「ダンマリね。警察も教えてくれない」 恵磨「広報担当じゃ教えてくれないよ。ゼットテクニカは?」 千夏「普通の企業。大半の人間はシュリンクに関わってたことを知らない」 恵磨「ま、そんなもんか。で、どーする?」 千夏「基本通りよ」 恵磨「キーマンと軸は抑えておけ」 千夏「そういうこと。また出るけど、着いてくる?」 恵磨「のった!でも」 千夏「でも?」 恵磨「少し手伝ってよ。このままだと出れない」 千夏「わかったわ、デスクはまったく……」 続きを読む